withコロナの生活もすっかり定着しつつある2022年。
サブスクリプションサービスで音楽を聴く。SNSで共有する。
スマホひとつで様々な楽しみ方が出来るようになりましたよね!
そんなわけで、今年も様々な名曲が生まれました。
今回は私が「素晴らしい!」と感じた楽曲を10曲に絞って紹介いたします!
1.ミックスナッツ(Official髭男dism)
2022年に大ブームを引き起こしたTVアニメ『SPY×FAMILY』。
ユーキャン新語・流行語大賞2022年にも「SPY×FAMILY」がノミネートされるなど、老若男女問わず、幅広い層での人気を示しました。
その第1クールのオープニング曲として書き下ろされたのが「ヒゲダン」ことOfficial髭男dismの「ミックスナッツ」。
「お互いの素性を隠しながら共に生活するかりそめの家族」という当アニメの本筋を、メインキャラクターである・アーニャの好物である「ピーナッツ」に例えた歌詞が魅力的です。
歌詞中で語られているようにピーナッツは、ナッツ(木の実)ではないんですよね。地中に埋まっているので。
「街に溶け込む偽りの家族」を「ミックスナッツに紛れるピーナッツ」に照らし合わせるという、なんともお洒落なリリックです。
楽曲の素晴らしさはもちろん、ヒゲダンは歌詞が良いです。とにかく上手いというか、「粋」なんですよね。
アップテンポで賑やかなアレンジに乗せたなんともポップなメロディー…なんとも秀逸なポップミュージック!!
ポップでオシャレなアニメ映像ともよくマッチしているんですよね。毎週聴いても、毎週観てもワクワクが止まりません。
2022年を明るく照らした、国民的J-POPだと思います。
番外編① 『SPY×FAMILY』の主題歌たち
ここで早速の番外編。
1クールオープニングにヒゲダンを迎えたアニメ『SPY×FAMILY』。
このアニメ、とにかく音楽が豪華!!
1期EDを担当したのは、ヒゲダンとともに今のJ-POP界を牽引する大人気シンガーソングライター・星野源さん。
タイトルは『喜劇』。
星野源ならではの、ジャンルを超越したオシャレポップ。
動的なミックスナッツと対照的な、ゆったりとした「チルい」雰囲気が、これまたアニメとマッチしています。
音楽とは関係ないですが、エンディングのアーニャ、可愛いですよね。いや、オープニングも本編も可愛いんですけど。
音楽というのは、映像と合わせて楽しむのもひとつの形です。
YOASOBIや米津玄師(ハチ)など、
ネット発のミュージシャンが大きな評価を得る今の時代、映像とのリンクも大切な要素ではないでしょうか。
大注目の1クールを終え、迎えた第2クール。
オープニングを担当したのはBUMP OF CHICKEN。
言わずと知れた国民的ロックバンドですね。
タイトルは『souvenir』。
実はこの曲、アニメのために書き下ろされたというわけではないんですよね。
とはいえ、アニメのストーリーに重なる部分が感じられたりと、上手くマッチした楽曲だと思います。
そんなsouvenirですが、
正直なところ、最初に聴いたときは「なんか物足りない…」と思いました。
同じような感想をお持ちの方も居るのではないでしょうか?
結構スタイリッシュな雰囲気だな、と。ミックスナッツはゴチャゴチャ感が魅力だったので。
一方で、こう感じている人も多いはず。
「あれ?この曲…めっちゃ良くない???」
これはなんというか「スルメ曲」というやつですね。何度も聴いているとこの楽曲の細かい配慮、繊細な旨味をどんどん感じるようになってきます。
Bメロのコード進行お洒落だな、とか。
第2クールが終わるころには大好きな曲になっている気がします(フルで聴くとさらに深まります)。
バンプの話題曲と並び、第2クールを彩るエンディングを担当するのは「春を告げる」が大ヒットを記録した「yama×くじら」コンビ!!
その名も「色彩」。
ん~なんとも「くじら」さんっぽい!!
「YOASOBI」や「ずっと真夜中でいいのに」なんかにも言えることですが、令和のポップミュージックは、「らしさ」がハッキリしていますよね。
いわゆる「丸サ進行=Just The Two of Us進行」を多用したジャズポップ的なアプローチ。
エレキピアノを主軸とした電子的なサウンドがなんとも刺激的です。
この辺の流行りの草分けとなったのって「ゲスの極み乙女。」だと思うんですよね。
ジャズやクラシックの要素を取り入れた川谷絵音さんのミクスチャーロック、極めて令和的です。
というか、このアニメ…映像が綺麗すぎる!!
特に2期に入ってからの作画の美しさは凄まじいですね。
なんだろう…やっぱり予算が増えたのかな…
2.Habit(SEKAI NO OWARI)
スターライトパレードやRPGなど、にぎやかで自由なサウンドで描くファンタジックな世界観が人気を博したセカオワ。
昨年の個人的TOP10でも番外編の方でセカオワを紹介していました。
2022年、再注目のアーティストとして。
そして、2022年!!!
大ブレイクしましたね!!! これは嬉しい!!
話題を集めたのが、6月にリリースされた16thシングル「habit」。
これは凄まじい楽曲でしたね。
ここ数年のセカオワは「原点回帰」をひとつ指針として活動していると思うのですが、うーん、なんとも絶妙なバランス。
メッセージ性の強い、言ってしまえばちょっと説教臭い、中二病臭い感じがなんか懐かしい。あの頃のセカオワという感じがします。
なんか、「天使と悪魔」とか「Love the warz」とかね。
それでいて、サウンドやアレンジでは近年培ったスタイリッシュでダークなアプローチを基軸としていて…
昨年の「tears」から続くこの感じ…これはセカオワの新たなスタイルが確立されたといっていいのではないでしょうか?!
個人的に注目したいのが歌詞ですね。セカオワ(特に世界の終わり時代)特有の「言葉のはめ方」みたいなのが顕著に感じられるんですよね。そこで区切るんだ、みたいな。
このちょっとクセの強い言葉のリズム感がクセになるし、魅力的なんですよね。
中毒性の高さ、痺れるぅ~
3.カナタハルカ(RADWIMPS)
次に紹介するのは、セカオワらとともに日本のバンドシーンを牽引する存在・RADWIMPSより「カナタハルカ」。
2022年に公開された新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』の劇中歌です。
『君の名は。』から続く「新海誠×RADWIMPS」の名コンビ。
今回で3作目ですか。すっかりお決まりになってきましたね。
今作でも劇伴の他、数曲の歌が使われているわけですが、その中から「カナタハルカ」を選出。
素朴な雰囲気が爽やかな名曲ですよね。Vo.野田さんの涼しげな歌声が心地よい。
『すずめの戸締まり』、楽曲も相まって全体的に爽やかな印象を受けました。
もちろん、ストーリー自体は骨太で壮大なファンタジーになっていて、前2作と比較して最も「重い」ものとなっていると思います。
しかし、それとは対照的に、登場人物が結構コミカルで、ポップでお茶目で。
コメディ色もより一層強まっていた気がします。
より、大衆的になったというか… とにかく、私は大好きでした。
この「カナタハルカ」は、エンディング曲。
やっぱり「声」ですね。様々なニュアンスを感じ取れる天性の「趣きボイス」だと思います。
表現力が凄まじい…のに、非常に耳馴染みが良いトゲが無い。
笑いあり涙ありの大冒険の記憶を爽やかに包んでくれます。この曲が流れた瞬間 鳥肌が止まりませんでした。
曲単体でももちろんいい曲ですが、映画を観た人にしかわからない良さがあると思います。本当に素晴らしい。
番外編② 『すずめの戸締まり』挿入歌
ちなみに、『すずめの戸締まり』ではいわゆる「懐メロ」と言われるような、70-80年代のJ-POPが数多く起用されました。
近年の「80年代リバイバル」ブームにあやかった試みでしょうね。
映画館で曲を聴いて懐かしい!と心を惹かれた方も多いのではないでしょうか?
私は、「ルージュの伝言」が流れた瞬間、「うおぉー!!!」となりました。
ま、生まれる前の曲なんですけど。
登場人物の芹澤が、懐メロ好きという設定なんですよね。好きです、芹澤くん。
今作は「現代のロードムービー」をテーマに作られていて、物語の後半はドライブシーンが続きます。
車に乗る人が減っている今、「ロードムービー」というスタイル自体がノスタルジーの要素を含むものになりつつあると思います。それに合わせた演出がなんとも粋ですよね。
4.ひとりごつ(ハチワレCV. 田中誠人)
アニメソングからもう1曲。
4曲目は、大人気コンテンツ『ちいかわ』のテーマソング「ひとりごつ」!
フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」内で放送されているショートアニメ。
原作はTwitterに投稿されている1ページ漫画。
『SPY×FAMILY』と並んで、2022年を彩った作品のひとつですね。
歌っているのは、同作のメインキャラクターのひとり、ハチワレ猫の「ハチワレ」。
それを演じる子役・田中誠人さん。
少年が歌うあどけなく素朴な歌唱がなんとも可愛らしい。そして、キレイ!!
子供と侮るなかれ。透き通った優しい声と、安定感のある歌唱。素晴らしいですね。
そして、この曲を手掛けたのはフジロックフェスなどへの出演経験もある一流ミュージシャンの「トクマルシューゴ」さん!
彼の作るハイクオリティな音楽と田中誠人さんの歌声が唯一無二のポップミュージックを奏でています。
さらに、この曲の歌詞を手掛けたのは原作者「ナガノ」さん。
…というかこの「ひとりごつ」の歌詞自体は漫画にも登場するんですよね。
まさかこれが実際に音楽として披露されるとは…
彼の漫画を読んでいただければわかるんですけど、ナガノさんは作詞センス、というか言葉のリズム取りが非常に上手い方でして…
今後も作詞家としてのナガノ先生に期待です。
5.ショック!(サカナクション)
いつだって新しくも懐かしい、極上のポップミュージックを届けてくれるのがサカナクション。
サカナクションが2022年にリリースしたアルバム『アダプト』。
「月の椀」「プラトー」といったCMタイアップ曲をはじめ、前作『834.194』以降の彼らのアクションが記された色鮮やかな8曲が収録されています。
その中で、今回選出したのが「ショック!」という曲。
映画『劇場版 ルパンの娘』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
テレビドラマ版では、同バンドの「モス」が主題歌として起用されていました。
さて、この「ショック!」という楽曲ですが、なんというか「最近のサカナクション」っぽい。
サカナクションは唯一無二の音楽性でありながら、時期によって結構変化の大きいバンドでもあります。
「最近の」というのは大ヒットを記録した「新宝島」あたりからのこと。
生音とエレクトロを融合した独自のダンスミュージックに、80年代を感じさせる「歌謡曲」の要素を取り入れた、より日本的なアプローチ。なんというか、ダシが効いてる感じ。
本作「ショック!」もその色が見て(聴いて)取れます。
ベースとなるリズムは「アフロ・ビート」と呼ばれるナイジェリア発祥のもの。
有名な曲にフェラ・クティの『Zombie』という曲がありますが、「ショック!」はまさしくこの曲からインスピレーションを受けたとのこと。
ファンクやジャズといった都会的な要素と、アフリカ古来の野性的な要素を融合したアフロ・ビートに、サカナクションは、さらに「歌謡曲」を練り込む…
彼らは常に日本のミクスチャーロックの最先端を走り続けていますね。こんなにごちゃ混ぜなのに、綺麗にまとまっているのは、やっぱり山口一郎はじめ、サカナクションのすごいところ。
6.恋風邪に乗せて(Vaundy)
日本のミクスチャーロックを盛り上げているのは、もちろんサカナクションだけじゃない!
King Gnuや米津玄師…令和世代も負けてはいない。
中でも近年話題なのがVaundy。
卓越したポップセンスと、爽やかだけど妖艶な唯一無二の歌唱。
彼の作る音楽はいつも新鮮で、とにかくかっこいい。
新曲が出るたびに「やられた!」と思っています。彼の開拓心は本当に凄い。
特に衝撃だったのが、今年リリースされた「恋風邪に乗せて」という曲。
ここ数年で、世界的なブームとなっている「80sリバイバル」。
80年代のシティポップや、その流れを汲んだ音楽が流行りを見せています。
そんな中、Vaundyが生み出したのが「90年代の再来」とも呼べる「恋風邪に乗せて」。
80年代ともなると、正直ちょっと懐かしいというか、特有なものがあるんですけど
ここまでハッキリと90年代を再現したのは彼が初めてなのではないでしょうか。
90年代の音楽って、正直2022年に聴いてもそんなに古い感じがしないというか、案外通用したりするものなんですけど、
だからこそ「90年代らしさ」を意図的に作るというのは結構難しいと思うんですよね。
これこそが彼の凄いところなんですよね。
吸収力というか、研究熱心というか…インプットもアウトプットも一流なんです。
さらに驚きなのが、彼は90年代に生まれていないというところ。それでいてこの表現力ですよ…
音楽の複雑さが進む今、支持されるのはやっぱり「緻密」で「気配り」のできる音楽なのでしょうか?
7.デネブとスピカ(DIALOGUE+)
J-POPといえば、複雑なコード進行とキャッチーなメロディー。
とくにこれが顕著なのが、アイドルやアニソンといったサブカル・ミュージックの世界です。
80年代後半にピチカート・ファイヴが登場し「渋谷系」というサブカルを築き上げ、その後、Cymbalsや中田ヤスタカ氏がそのレールを引き継いできました。
中でも中田ヤスタカ氏が手掛けたPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅは、後のアイドル音楽に多大な影響を及ぼしました。
そんな渋谷系を受け継いだ令和のアイドルこそが「DIALOGUE+」。
UNISON SQUARE GARDENの田淵智也氏がプロデューサーを務めるこのグループは、とにかくオシャレでとにかく密度が大きい。まさにジャパニーズ・サブカル・ポップ。
中でも2022年リリースの「デネブとスピカ」はそれが顕著に表れていました。
複雑怪奇なコード進行、先の読めない怒涛の展開、高音から低音まで縦横無尽に駆け巡る自由奔放なメロディー… とにかくなんでもあり!!
「そこで転調するの?」というとにかくビックリ尽くしの4分半。
それでも全体としてはまとまっていて、更には心地よい。
一度聴いたら耳から離れないキャッチーさも兼ね備えているのが、本当に不思議。
2021年にデビューしたばかりのDIALOGUE+。
Perfume、きゃりー、ももクロ…に続く、
間違いなく今後のジャパニーズ・サブカルを牽引する存在となることでしょう。
8.思いがけず雨(Nagakumo)
80年代後半に誕生した「渋谷系」。
姿かたちを変えながら現代に続くこのジャンル。
フリッパーズギター、ブリッジといった黎明期から、2000年代にはキリンジ、Cymbalsといったバンドが活躍。
しかし、前述のように中田ヤスタカ氏の登場により、渋谷系はアイドル・アニソン業界を主戦場にシフトしていきました。その最先端がDIALOGUE+というわけです。
ところがこの2022年、一組のバンドが渋谷系に新しい風をもたらしました。
それが、大阪のインディーズバンド「Nagakumo」です。
彼らがリリースした楽曲「思いがけず雨」が、音楽ファンの間で話題に。
そのきっかけとなったのは、Twitter。時代だなぁ。
渋谷系の後継者といわれた「ポスト渋谷系」バンド・Cymbalsの、正統系譜とも呼べるこのバンド。
懐かしさを感じるカントリーなサウンドと、現代的なアプローチは、まさに「令和の渋谷系」。
ブーム当時は、あくまで「サブカル」としての位置づけだった「渋谷系」ですが、
サブカルとメインストリームの境界が薄れた現代において「渋谷系」はどこまで浸透するのか。
今後、「渋谷系」という音楽がどのような広がりを見せていくのか。
2023年大注目のアーティスト・Nagakumo、皆さんも是非チェックしましょう!
9.アルペジオ(Homecomings)
ここ数年は関西のバンドが凄い!
ということで、大阪のNagakumoに続いて、京都出身のバンド・Homecomingsを紹介。
近年知名度をグングン伸ばしつつあるバンドですね。
以前もブログ内で紹介させていただきました。
浮遊感のある温かいギターサウンドにのせた、柔らかなボーカルがなんとも心地よい。
そんな注目のバンドから、1月にリリースされた「アルペジオ」を選出。
2021年にアルバム『Moving Days』でメジャーデビューして以来、初のシングル曲です。
結成当初は全編英語だった歌詞も近年では日本語がメインになり、打ち込みを積極的に取り入れるようになったりと、あらゆる挑戦を欠かせないHomecomingsによる、ストレートな楽曲。
詩的で素朴な歌詞と、伸びやかなサウンドが美しい。彼らの音楽の「変わらない部分」を全面的に押し出した「Homecomingsらしい」曲だと思います。
この脱力した歌い方が、温かいバンドサウンドとよくマッチするんです。
なんか、やわらか~い毛布に包まれているような、そんな感覚。肌ざわりというか、耳ざわりが良い音楽です。
この「変わらない良さ」があるからこそ受け入れられているバンドなんだと思います。本質の部分が良いから、聴きたくなる。良いですね。
なんというか、こういう伸び伸びとした音楽が好きなんですよね。心が安らぐというか。
番外編③ 2022話題沸騰バンド「結束バンド」
2022年に結成されたばかりにも関わらず、Twitter等で度々トレンド入りを果たしている話題沸騰バンド、その名も「結束バンド」!!
音楽ファンであれば、もちろん聞いたことがある名前でしょう…?
結束バンドは、漫画原作のTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場する4人組ロックバンドです。
バンドアニメといえば10年ほど前に社会現象を巻き起こした『けいおん!』が有名ですが、『ぼっち・ざ・ろっく!』はより、マニアックかつディープに「バンド」を描いた作品です。
いわゆる「アニソン」におけるロックは、メロコアやパンクなどが主ですが、結束バンドはよりハードでアングラな面を押し出したバンドとなっています。
「激しいだけがロックじゃない!」…アジカンや、くるり、ナンバーガールが教えてくれたオルタナ魂を、アニメを通じて世界に届ける、日本ロック史における革命とも呼べる存在なのです。
10.ポケットの中(くるり)
「激しいだけがロックじゃない!」
私がこのことに気づいたのは、はじめて「くるり」というバンドを聴いたときかもしれません。
くるり・岸田繁さんがつくる楽曲群は、どこか寂しかったり優しかったり、情緒的だったり無感情だったり…とにかく幅が広い。
音楽性に関しても、ダンサブルなエレクトロだったり、シンプルなギターロックだったり、カントリーだったりジャズだったり…結構なんでもあり。
くるりの音楽はジャンルにとらわれない、もはや「くるり」というジャンルの音楽。
それでもくるりは、間違いなくロックだなぁと思うんです、不思議と。
たとえ優しく語りかける様な音楽でも、ロックを感じる。
「ばらの花」を聴いて気づいた、激しいだけがロックじゃない。
くるりも2022年で25周年。
そんな年にリリースされたのが、「ポケットの中」。
様々な音楽をやってきた彼らだからこそ奏でられる、真っ直ぐで純粋なポップロック。
真っ直ぐなメロディ、真っ直ぐなコード進行、真っ直ぐなアレンジ… だけど、くるりにしかできない音楽。
彼らが歌うと、こんなにも力強く、こんなにも愛おしい…
やっぱり凄いバンドですよ、くるりは。
肉付けが得意なバンドだけど、骨の丈夫さこそがこのバンドの魅力だなぁとつくづく思います。
Homecomingsのところでも言いましたが、結局のところ本質の良さが大事だと思います。
長く愛されるということは、「変わらない部分」に良さがあるから。
くるりは、音楽は、ふと大切なことを教えてくれる。やっぱりいいモノだなぁ。
まとめ
以上、2022年の個人的J-POP名曲10選でした。
紹介できなかっただけで、素晴らしい曲はたくさんありました、もちろん。
2023年も素敵な音楽にたくさん出会えますように!
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