もくじ
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」とは?
『ぼっち・ざ・ろっく!』は2018年から雑誌「まんがタイムきららMAX」にて連載されている、はまじあきの4コマ漫画。
「きらら」のバンドものの作品と言えば社会現象にもなった『けいおん!』が存在しますが、こちらは「ライブハウス」を中心とした作品となっています。
高校生が主人公のお話ですが、いわゆる「部活モノ」とは一線を画す存在となっています。
また、リアル寄りというか、よりバンドや音楽あるあるを取り入れた、ある意味マニアックな作風となっています。扉絵がロックバンドのMVのパロディになっていたりね。
ちなみにメインキャラクター4人の名前はそれぞれ、「アジカン」ことASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーが由来となっています。
『けいおん!』がP-MODELで、こっちはアジカンかぁ…
※けいおん!キャラの名前の由来についてはコチラ!
そんな「陰キャロック」が、2022年10月にアニメ化!
主役に実力派の注目(←個人的に)若手声優・青山吉能さんを迎え、2022秋アニメの注目(←個人的に)作品のひとつとなっています。
また、アニメではイラストレーターの田巻智子さん、おしぼりさんによる数々の「ポスター」も話題に!
これらは有名作品のパロディになっていることが多く、元ネタを予想する人が続出。
今回は、ライトな音楽ファンの筆者が、アニメ「ぼざろ」のポスターを徹底調査!
アニメの各回放送&元ネタがわかり次第順次更新してまいります!
それでは早速、いってみよう!
青色背景のポスターは元ネタを(おそらく)特定済みのものです。
それ以外のモノに関してはとりあえず一言コメントを入れてあります。見なくても構いません。
ひとりの部屋(押し入れ)
ギターをはじめた主人公・後藤ひとりの主な活動場所である「押し入れ」。
「暗さ」と「圧迫感」が落ち着くといった発言がありました。ちょっとわかります。
ふすまを閉めているのは閉塞感を味わうと同時に音漏れ防止もあるのかなぁという気がしますね。
あんまり暗いところで長時間パソコンの画面を見たり、無理な体制を取ったりというのはいかがなものかなぁという気もしますが…
そんな押し入れにも数多くのポスターが貼られています。これらはひとりのお気に入りなんでしょうね。
HAKO-BOON「かいものねだり」
ひとりの押し入れの最も目立つ位置に貼られているのがこのポスター。
元ネタはロックバンド・KANA-BOONのシングル「なんでもねだり」。
なんでもねだりのジャケットは「KB」ですが、HAKO-BOONなので「HB」。
KANA-BOONといえば「シルエット」や「フルドライブ」などの楽曲で知られる2000年代を代表する大人気バンドですよね。アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」ではこの世代のパロディが多い気がします。視聴者のターゲット層もこの辺なんでしょうか。
そして、本アニメのED曲「Distortion!!」を手掛けたのはKANA-BOONのボーカル・谷口鮪さん。それもあってのパロディなのでしょうね。名曲です。
「IDEA NOTHING」のポスター
「かいものねだり」のすぐ下にあるのがこのポスター。
デザインの感じからすると、なにかのライブやツアーのポスター、といった感じがします。2021年5月8日と書いてありますね
残念ながら現在、調査中です。
「NOTHING」の「O」のデザインが少し「BOØWY」っぽい?
あとは、アメリカのバンド・WILD NOTHINGなんかが思いつきましたが、なんとなく邦ロックのパロディをやってきそうなイメージなんですよね…
「Telephone box」のポスター
その名の通り電話ボックスが中央に描かれたポスター。現在調査中です。
電話ボックスのCDジャケットといえば、ONE DIRECTION(1D)の『Take Me Home』を思い浮かべましたが、画角やデザインがあまり似ていないんですよね…
別の元ネタがある気がします。
4人組バンドのビジュアルポスター
4人の男性(?)が並んで座っている宣材写真のようなポスター。調査中です。
ちょっとありきたりな構図ゆえに探しづらいですね…そもそも特定のモチーフが存在するのかも怪しいレベルです。
バンプっぽい気もするけど…
左から2番目の人物が帽子をかぶっているのがポイントになってきそうですね。
ハットを被ったミュージシャンといえば、セカオワのNakajinさんなんかがいますが、他の人物のシルエット的にセカオワはなさそうですね…
あとはRADWIMPSの野田洋次郎さんもハットを被っているイメージが。
4人組時代のラッドという説はあり得るかもしれません。
(追記)
第5話にて「クリームライク」の「君の好きだったケーキの味が思い出せない」であることが判明。
これはつまり…クリープハイプ??
ひょっとすると元ネタはクリープハイプのアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でしょうか?
ずいぶんとポップで可愛らしいタイトルになりましたね。それで「クリームライク」なのかな?
「クールドライバー」のポスター
黒地に白い文字が栄えるポスター。下の方にはツアーの告知のような文面が。
元ネタは不確かですが、フォントの感じなどがちょっとKANA-BOONの「フルドライブ」のポスターっぽい…
一瞬だけ映る足元がレーサーのウェアに見えなくもない…気がしませんか?
もしそうだとしたら、HAKO-BOONのクールドライバーという作品と言うことになりますね!
(追記)
第4話にて「HAKO-BOONのクールドライバー」であることが判明!
レーサーのウェアではなく宇宙服でした!
ひとりの鞄の缶バッジ
主人公の後藤ひとりが持ち歩いているトートバックに付けられたバッジの数々。
これらにももちろん元ネタが存在しています。
SUPER FEEVER
「SUPER FEEVER」と書かれたオレンジ色のポップな缶バッジ。
こちらの元ネタはロックバンド・SUPER BEAVER。わかりやすい!
アニメの主題歌にもなった「らしさ」をはじめ、「証明」「人として」などの楽曲で知られていますね。武骨で真っ直ぐな歌詞と力強い前向きなサウンドが魅力的です。
最近では実写映画「東京リベンジャーズ」の主題歌になった「名前を呼ぶよ」が大ヒットを記録しました。ここ数年でより勢いが増している気がします。かっこいいですよね。
スリープパイプ
白地に黒文字のなんともシンプルなデザインの「スリープパイプ」の缶バッジ。
元ネタはもちろん、クリープハイプ。
ボーカル尾崎世界観さんのハイトーンボイスと個性豊かなサウンドが特徴のロックバンドです。コアな人気があるバンドといったイメージです。
代表曲は「憂、燦々」や「イト」あたりでしょうか。
個人的にはスピッツの「あじさい通り」のカヴァーが好きです。
尾崎さんは小説家としても活動されていて、歌詞からもその表現力が伺えます。
ちなみにこのシンプルなバンドロゴ。かなりの再現度だと思います。
The Siro-Magnons
オーケーサインの左手が特徴的な「The Siro-Magnons(ザ・シロマニヨンズ)」の缶バッジ。
元ネタは「ザ・クロマニヨンズ(The Cro-Magnons)」。
クロではなくてシロ…そう来ましたか。
クロマニヨンズといえば、かつてTHE BLUE HEARTSとして日本の音楽シーンにその名を轟かせたレジェンド・甲本ヒロトと真島昌利が所属するバンドですよね。
少々丸くなったというか、ポップでチャーミングな楽曲が増えた印象です。
とはいえいくつになってもロックを奏でる姿は圧巻ですね。オーラがあります。
代表曲に「ナンバーワン野郎」や「突撃ロック」を持つ彼らですが、個人的には「サンデー・サンデー」や「コロッケ定食」のようなお茶目な曲が好みだったり。
2000年代のポップロックばかりかと思いきや、案外パンクとかも聴くんですね…
ライブハウス「STARRY」
劇中バンド「結束バンド」の主な活動拠点である下北沢の架空のライブハウス「STARRY」。ここには数多くのポスターやグッズが置かれています。全部調べるとなると大変そう…
ちなみにこの「STARRY」にも元ネタが存在しています。
その名も下北沢シェルター(SHELTER)。音楽の街・下北沢の中でも有名なライブハウスのひとつですね。登場人物の名前の由来にもなった国民的バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONもかつてライブを行っていたとか…
即興の高校生バンドが出演するわりと誰でもウェルカムなSTARRYですが、
SHELTERのほうは、かなりハイレベルです…
【階段横】
地下ライブハウス特有の薄暗い階段を抜けた先にある数々のポスター。
たくさんあり過ぎて、元ネタ調査も難航中…
4人組バンドのポスター
上半分がモノクロの写真、下半分が水色のポスター。
だから4人組は沢山居すぎてわからないんだって!
(追記)
「No Rabbit, No Life」の文字があることから、タワレコのポスターのパロディである可能性が高いです(詳しくは後ほど)
「ロコロコ三」の張り紙
ポスターというよりかは、バンドのロゴステッカーのようなもの。
赤地に白で「ロコロコ三」のような文字?が。
もしかしたら逆さまで「三COCO」の可能性も。現在調査中です。
タンクトップの女性のポスター
タンクトップの上にカーディガンのようなものを羽織っているポスター。
口元に左手を当てているように見えます。
元ネタの候補としては「宇多田ヒカル」「椎名林檎」「aiko」あたりかなぁという気がしていますが、コレといったモチーフを見つけられていないのが現状です。
なんとなく宇多田ヒカルさんってこういう格好をしているイメージなんですけどね…
見返り姿のポスター
赤いパーカーにショートパンツ(?)な後ろ姿が印象的なコチラのポスター。
場所は海でしょうか?バックの水色が爽やかです。
赤いパーカーというとなんとなくaikoさんを思い浮かべましたが…現在調査中です。
絵画のようなデザインのポスター
CITY POP系のアルバムでありそうなデザインのCD販促ポスター。
油絵のようなタッチで描かれた寝転がった女性の後ろ姿が印象的ですね。
その下にはタイトル(あるいはアーティスト名)のような文字が書かれていますが、何と書いてあるかまではちょっと…
なんとなく「Galileo Galilei」のように見えなくもありませんが、Galileo Galileiの作品でこのようなデザインのモノは見当たりませんでした…
とはいえ特徴的なデザインなので、比較的見つけやすそうな気はします。
(追記)
4話冒頭で「Kalikali Kamina」の「TABLES」という作品のポスターであることが判明。
そして元ネタは…Galileo Galileiの『ALARMS』という説が。
もしそうだとしたら、アニメ制作陣の中に熱心なGalileo Galileiファンが居そうですね。
「KOKEROCK」
ニワトリのようなイラストがインパクト大な「KOKEROCK」のポスター。
元ネタはおそらく「SAKEROCK」。名前の響きだけですが…
SAKEROCKは、シンガーソングライターとして大活躍の星野源さんが所属していたインストゥルメンタル・バンドです。
音楽にあまり詳しくない方からすると、「星野源ってバンド組んでたの?!」と思う方も少なくないかもしれませんね。
実はSAKEROCKは2015年に解散しているんですよね。
社会現象にもなった大ヒットソング「恋」をリリースしたのが2016年なので、世間一般にはやっぱりソロアーティストのイメージでしょう。
そんなSAKEROCKですが、このKOKEROCKのようなポスターは探してみましたが見つかりませんでした。もしかしたら別のミュージシャンのポスターが元ネタの可能性も…
二人組のポスター
KOKEROCKの真下にあるポスター。
おそらく二人組。でも性別は不明。
ゆずやコブクロのような男性フォークデュオなのか、ハンバートハンバートのような男女コンビなのか…そもそもフォークデュオとも限らない。
ホフディランのような二人組のバンドかもしれないし…うーん多すぎる。
せめて下の文字が何と書いているかがわかれば…
「ちょっと公園」
赤いジャングルジムがデカデカとあしらわれた「ちょっと公園」のポスター。
「公園」というワードから、SNSでは「赤い公園のパロディーではないか」との声がチラホラ上がっています。
「赤い公園」はSHISHAMOらとともに2000年代を代表するガールズバンドですね。キレのあるサウンドと自由度の高い音楽性がとにかくかっこいい。
2020年にリーダーの津野米咲さんが亡くなり、翌年には惜しまれつつも解散。
大きなショックを受けた音楽ファンも少なくないと思います…
彼女らの音楽は解散後も後世に多大な影響を与えています。
赤い公園に影響を受けて始めたというロック女子も珍しくありませんよね。
さて、赤い公園が元ネタといわれる「ちょっと公園」ですが…
個人的には正直、「本当にそうかなぁ…」という気もしています。
というのも「公園」というワードに引っ張られているだけで、コレといったモチーフが見当たらないんですよね。ポスターに描かれているのは2人ですし(まぁ、ミュージシャン本人ではなさそうですが)。
それから、ネーミングですよね。クロマニヨンズをシロマニヨンズにするくらいですから、「青い公園」とか、それくらい露骨にしてきそうなものです。それをあえて「ちょっと公園」とするあたりが、なにか別のモデルがあるような気がしてなりません。
「suit loss」
その名の通り服を脱いだ青年たちが描かれたポスター。
その横には、「アップルパイが好き、パイを頂戴」的なことが書かれています。
これはポスターを描いたデザイナーの心の叫びなのか、なにか元ネタがある文章なのか…
アップルパイといえばbacknumberの楽曲を思い浮かべますが、backnumberはこんなことしないですよね、多分…
SKATER4
その名の通りスケートを履いた4人組のポスター。
オシャレなデザインですよね。現在元ネタ調査中です。
これは見つけられそうな気がします。
名前の雰囲気は、マルーン5とかフィンガー5とか、ジャクソン5とか…そんな感じですよね(5ばっかりだなぁ)。
スケートといえば古くは光GENJIにはじまり、キスマイ、HiHi Jatsとジャニーズアイドルのちょっとした伝統のひとつとなっていますね。
SKATER4が実際にスケートを履いてパフォーマンスをしているかはわかりませんが…
というか、SKATER4のポスターを見る限り履いているのはおそらく「アイススケート」ですよね…
なので、パフォーマンスというよりかは、そういうグループ名で、ジャケ写のために履いているという感じだと思います。
ひとつ思いついたのが、BEACHBOYSのサーフボードを持ったアルバム。
メンバーが横並びになっている、サーフィンというスポーツを交えたデザイン… 完全にコレ!という感じではないですが、なんとなく似ている気がしませんか…?
Kalikali Oishii『車掌の靴』
黄色い背景に赤い電車のようなものが描かれているポスター(違うかも)。
なんとなくフレンチポップというかヨーロピアンな雰囲気のデザインがオシャレです。
電車といえば、くるりの『赤い電車』を思い浮かべましたが、あのジャケットは正面のビジュアルでした。
あとはGOING UNDER GROUNDのベスト盤とか…
まぁ、あんまり近くはないんですけどね。
高解像度のポスターが映るシーンが今後出てきたら判明するかもしれません。
(追記)
判明しました!
このポスターのタイトルは「Kalikali Oishii『車掌の靴』」!
元ネタはGalileo Galileiのアルバム『車輪の軸』。
パロディは電車ですが、もとは車!
どうりでわからないはずだ~…
北海道最北端の街・稚内市が生んだスターバンド「Galileo Galilei」のメンバーを中心に結成されました。
2011年には「あの花」の主題歌『青い栞』が大ヒットしましたね。
2022年10月には、タイムリーなことにバンドの活動再開が決まりました。今後の活動にも期待ですね!
赤っぽいポスター
金魚鉢のような大きいワイングラスのようなものがデザインされた一枚。
ワイングラスにしては少々大きすぎる気もしますが…
構図的には柴咲コウさんの『actuality』に似ていますが…おそらく違う気がします。
なぜなら、なんとなくです。
果樹田ミノル「Tomato」
果樹田ミノルさんのポスター。読みは「かきたみのる」でしょうか?
このポスターの元ネタは、宇多田ヒカルさんのアルバム『Fantôme』(ファントーム)。
FantomeのスペルをもじってTomato。そしてトマトからの果樹田ミノル。なるほど…
『Fantôme』は2016年にリリースされたアルバムで、前作からおよそ8年ぶりの作品となりました。
アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の主題歌にもなった「桜流し」や、朝ドラ『とと姉ちゃん』の「花束を君に」などが収録されています。
「二時間だけのバカンス」では同時期にデビューし音楽界をリードしてきた椎名林檎とのコラボレーションも実現しました。
活動再開後の1枚目の作品と言うこともあり大きな話題になった一枚です。
以降の活動や音楽性の原点ともいえるものでしょう。
黒猫のポスター
一瞬だけ映る黒猫が大きく描かれたポスター。上には「neko」の文字。
昔、「INU」という名前のバンドが存在しましたが、多分関係はなさそう。
黄色と黒の市松模様のポスター
非常に目立つ配色の一枚。中央には赤で何やら文字が書かれています。
下にはケーキとパフェのようなイラストが(違うかも)。現在調査中です。
(追記)
「NO SWEETS NO LIVE」と書かれていることがわかりました
それじゃあやっぱりケーキとパフェ?!
【ステージ/カウンター】
ひとりが山田リョウと出会った場所。
ライブハウスに行ったことがある方はわかると思うのですが、ライブハウスの壁ってこんな感じであらゆるバンドとかイベントのポスターがベタベタ貼られているんですよね。
場所によっては昔のポスターが貼りっぱなしになっているところも多く、大物ミュージシャンのアマチュア時代のポスターがある、なんてことも…
多くのライブハウスはこのように、バーカウンター(?)があって、入場料とドリンク代を払うようなシステムになっています(一緒になっているところも)。
CHAMP OF HUMAN「sleeping day」
カウンターの上に貼ってあるポスターの1枚。
こちらはBUMP OF CHICKEN『ロストマン/sailing day』のパロディです。わかりやすい!
BUMP OF CHICKENといえば、2000年代を代表する大人気ロックバンド。数々の名曲を生み出す、日本を代表するまさに「国民的」ミュージシャンですよね。
そして、「ロストマン/sailing day」はバンプの6thシングルです。いわゆる両A面シングルというやつですね。
「sailing day」はアニメ映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の主題歌にもなりましたね。
そしてもうひとつの楽曲「ロストマン」。
2021年に放送された音楽番組「関ジャム」の「関ジャム J-POP20年史 2000~2020でプロが選んだ最強の名曲ベスト30」という企画で日食なつこさんが1位に選出したことで音楽ファンの間で話題になりました。
藤原さんの、等身大の素朴な、寄り添うような歌詞を味わえる名曲ですよね。
ちなみにポスターのデザインとしては、ジャケットの裏面がもとになっています。
ピンク色のポスター
淡いピンク色の背景に人物が配置されたポスター。
手を当ててあくびをしているように見えますね。なんとも可愛らしいデザインです。
さてこちらのポスターの元ネタですが、おそらく槇原敬之さんの『君は誰と幸せなあくびをしますか。』だと思われます。
ピンク色の背景にあくびをした人物という共通点が見て取れます。
『君は誰と幸せなあくびをしますか。』は1991年にリリースされた槇原敬之さんの2ndアルバムです。
代表曲「どんなときも。」をはじめ名曲ぞろいの大名盤ですね。
洋楽のエッセンスを積極的に取り入れつつも、従来の邦楽の魅力を最大限に表現した革新的なJ-POPとなっています。
ピンクに黒のシルエット
元ネタがあるかすら怪しいこのポスター。
とはいえ印象的なデザインなので元ネタがあるのかもしれません…探すのは大変そうですが。
the HANDSのポスター
ギターを弾く手元が印象的な、その名も「the HANDS」のポスター。
サイケデリック色合いとデザインがカッコいいですね。
押さえているのはCメジャーのコードでしょうか(いや…♯C?)。
これは何か元ネタがありそうな気がしつつも、オリジナルな気もする。
微妙なラインですね。
なんとなく90年代のオルタナティブロックな感じがします。ジャケットのデザインにも流行り廃りとかが、なんとなく存在するんですよね。
ま、見当違いかもしれませんが…
「Friend With The Poodle」
3人組のポスター。
三つ巴の紋入りの太鼓とプレべ、真ん中はボーカル?の、なんかすごい編成のバンド。ギターレスのスリーピースということでしょうか?
名前の雰囲気はロックバンド「People In The Box」っぽい。
バンド編成もスリーピースだし。
でも、ビジュアル…特に真ん中のボーカルはなんとなく「いきものがかり」っぽさがある気がします。
どちらもはっきりとした元ネタを見つけることができていないので、これ以外という可能性もありますが、暫定的に「People In The Box」か「いきものがかり」、あるいは両方…ということにしておきます。
PPKE「それは知らない」
金髪の女性の顔が大きくあしらわれたポスター。
こちらの元ネタはBBHFの『なにもしらない』。
BBHF(Bird Bear Hare and Fish)は、2018年から活動しているロックバンド。Galileo Galileiのメンバーにより結成されました。
テレビアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』の主題歌を担当するなどアニメファンからの支持も厚いです。
さてさて、問題のポスターですが…
正直見た目だけでは全く見当もつきませんでした。
というのも、デザインがそこまで一致していないからです。
バンド名とタイトルからしてこれであることは間違いないでしょう。
もしかしたらポスターのデザイン自体はまた別の元ネタがあるのかもしれません。
PPKE『SOY』
おなじくPPKEのポスター。
メンバー4人の顔が映っています。
こちらの元ネタは、BBHF(Bird Bear Hare and Fish名義)の『ページ/次の火』。
それにしてもなぜ「SOY」なんでしょう…
【受付】
ライブのチケットを配ったり、近年だとアルコール消毒&検温をするところ。
個人の小さいライブだと、演者の知り合いが来るので大抵たまり場になります。結束バンドでは、そういうことは…あんまりなさそうですね。
「KAKI OYSTERS」のポスター
ショートヘアの女性が指で口を横に開いて「いーっ」としているポスター。
爽やかな色づかいとお茶目なポーズが可愛らしい。
そしてなんといっても「KAKI OYSTERS」のパワーワード感。どっちも牡蠣じゃないですか…
こんなにもポイントがハッキリしているのに元ネタがわからない…
単に知らないだけな気がしてきました。
【控室】
1話でライブを控えた結束バンドがいた場所。
山田リョウの提案により、ここでひとりはマンゴーのダンボールを被ってのライブ演奏を決心します。
…アニメを観てない人からすると「どういうこと???」ってなりそう…
みず「必ず休む」
二人組のミュージシャンのポスター。グループ名は「みず」。
これはお分かりの通り「ゆず」が元ネタです。
具体的には、『夏色』のポスターだと思われます。
ふたりの立ち位置など、全体的な雰囲気が似ていますよね。
「必ず休む」というタイトルは…なんでしょう。元ネタがあるのかもしれませんが、デザイナーの心の叫びかもしれません…
THE PINS feat.”BIG PEN”
海辺の草原のような場所で二人が座っているポスター。
一人がギターを持っている…いわゆるフォークデュオ的なミュージシャンでしょうか。
THE PINS…思い当たるデュオがいないんですよね…
ゆず、コブクロ、FLIPPER’S GUITAR…うーん、どれもピンと来ない…
海辺で二人組というと「キマグレン」なんかを彷彿とさせますが、なんか違う気がする。
よく見ると「FEATURING”BIG PEN”」と書いてあります。
…誰? ますますわからなくなってしまいました…
KINDS OF VEGETABLES
渋めの二人組のポスター。ベテラングループかなぁなんて思いましたが、髭だけで判断するのは浅はかかもしれない…
直訳すると「数種類の野菜」のような感じでしょうか。
名前の雰囲気的にBUMP OF CHICKENな感じもしますが、2人ですからね~
ひょっとすると、名前はBUMP、ビジュアルは別のアーティストから採ったという可能性も。
ポスターのビジュアル的には、CHEMISTRYとかポルノグラフィティっぽさがあります。
両者ともにこの構図の作品は見当たらなかったのですが…
「君と散歩に出かけたら」
俯瞰のデザインとポップで鮮やかなカラーリングが印象的なポスター。
こんなに特徴がたくさんあるのに、元ネタがわからない!!
真ん中にいる2人がフォーカスされているということは二人組のアーティストということでしょうか??
「A RA NAN TO」
水色のトカゲのようなキャラクターがインパクト大の一枚。
「A RA NAN TO」…「あら、なんと」ということ…?
「ア・ラ」という響きがなんとなくフランス語っぽい(アラカルトとか)けど、だとしたら「A LA」か…?
こんなにもわかりやすいデザインなのに元ネタがパッと思いつかないなんて…
「U’s」のステッカー
これは誰もが気づいたであろうパロディ。
もちろん元ネタは「B’z」でしょう。
稲葉浩志と松本孝弘からなる二人組バンド。
「LOVE PHANTOM」や「Liar! Liar!」など数多くのヒットソングを生み出した、もはや知らない人はいない大人気バンドと言えるでしょう。
素晴らしいバンドは数多く存在しますが、「ultra soul」など誰でも知っている、誰もが盛り上がれる曲を持つバンドというのはほんの一握りに過ぎないと思います。まさに国民的ミュージシャン!
U’sもおそらく、広い世代に愛されるバンドなのでしょうね。
MUSIC SHOW LIVE LOVERS!!
こちらはロゴのみが書かれた張り紙。おそらくイベントの名前でしょうね。
デザイナーのTwitterにはビジュアル付きのポスターのイラストが掲載されています。
NO rabbit, NO LIFE.
「ウサギ無しでは生きられない」という凄まじいウサギ愛を感じる張り紙。
この構文はよくあるものなので、単にデザイナーの魂の叫びかもしれませんが、
元ネタはおそらく「NO MUSIC, NO LIFE.」でしょう。
この文言は、音楽ショップ「タワレコ」こと「TOWER RECORDS(タワーレコード)」のキャッチコピー(コーポレート・ボイス)。
タワレコは1996年以降、この文言をあしらったポスターをいくつも発表してきました。
音楽を愛するすべての人間の声を代表したものとも言えるでしょう。
「Kalikali Oishii」
オレンジ色の電車が描かれた小さめのポスター。
「カリカリ美味しい」って…お菓子か何かの宣伝…?
元ネタはハッキリしていませんが、パッと思いついたのが「KiliKiliVilla」。
KiliKiliVillaは伝説のパンクロックバンド「銀杏BOYZ」の元メンバー・安孫子真哉が2014年に設立したレーベルです。
SUMMERMANやNOT WONKといった人気若手バンドが所属する、音楽ファンの間で近年注目度が上昇中のレーベルですね。
もし元ネタがKiliKiliVillaだとしたら、レーベルのポスターということになってしまうのですが…
(追記)
前述の電車のポスターのおかげで、「Kalikali Oishii」の由来が判明しました。
まさかの「Galileo Galilei」…KiliKiliVillaは関係なかったですね…
「the HANDS」のステッカー
前述の「the HANDS」の丸いステッカー。やっぱりバンド名なんでしょうね。
デザインはポスターと同様のモノになっています。
ライブハウス「新宿FOLT」
第10話で初登場したライブハウス・新宿FOLT。
結束バンド…というか後藤ひとりの師匠的存在(?)、廣井きくりが所属するバンド「SICK HACK(しくはっく)」の拠点でもあります。
コチラの元ネタは新宿にあるライブハウス「新宿LOFT」。
1976年にオープンした、老舗のライブハウス。かなり有名ですよね。
若かりしサザンオールスターズやBOOWYもステージに立ったという、名高いライブハウスです。
以降もスピッツやミスチルといった国民的バンドを育てた、まさに邦ロックの聖地。
バンドマン憧れの地でしょうね。そういった意味では武道館とか、東京ドームなんかよりも「ロフトでやりたい!」というアマチュアは少なくないはず。
そんな新宿LOFTがモデルとなっている、新宿FOLT。
ここを拠点としていることからも「SICK HACK」の人気、凄さが伺えます。
ちなみに第10話「アフターダーク」では、実在するアーティストの名前が書かれた張り紙が描かれています!
これ、すごい!!!
おそらく、LOFTに実際に貼ってあるものを再現したのではないかと…
読み取れた範囲でまとめてみました↓
衛星とカラテア(アイドルグループ)、ザ・ピロウズ(ロックバンド)、そのうちやる音(現:Nene None・歌手)、MOSHIMO(ロックバンド)、爆裂女子(アイドルグループ)、神使轟く、激情の如く。(アイドルグループ)、フジファブリック(ロックバンド)、米澤森人(シンガーソングライター)、The Hookers(米ロックバンド)、マイケルとジャギィ(イベント限定ユニット?)、EMOE(アイドルグループ)、さくら(EMOEのメンバー)、開歌-かいか-(アイドルグループ)、HAMIDASYSTEM(アイドルグループ)、スーパー転校生(現:ダダダムズ・アイドルグループ)、LiLii Kaona(ボーカルユニット)、The トリコロール(パンクバンド)、99%LOVER(アイドルグループ)、O’CHAWANZ(アイドルグループ)、シンセカイセン(現:BYOB・アイドルグループ)、PANDAMIC(アイドルグループ)、ニューロティカ(パンクバンド)…
私がわかる範囲では、こんな感じでした。
あとは、中央に「L⇔R」のサインがありますね!
まとめ
以上が現時点での調査報告です。
今後の放送のたびに随時更新していければと思います。
合わせて既出のポスターについても引き続き調査していきます。なにか情報をお持ちの方は是非ご一報ください!