『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影』の主題歌をスピッツが担当!

アニメ

2023年4月14日公開予定の『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影』

劇場版26作目となる本作では、作中屈指のキーパーソン「灰原哀」と、宿敵「黒の組織」のヒミツが明らかに…?

さて、この映画の主題歌を国民的ロックバンド・スピッツが担当することに!

気になるタイトルは…「美しい鰭」

「美しい鰭」

スピッツらしいタイトルといえば、スピッツらしい気もしますが…

なんか珍しい気もします、「鰭」

曲名にこういった、難しい漢字が入るのはなかなか。
(一見、鮨(すし)に見えたのは私だけではないはず…)

あとは…「美しい」というワード。

形容詞がタイトルに入るのは、「冷たい頬」「青い車」など珍しくはないんですけど…
このようにストレートにプラスイメージのフレーズを使うというのはレアなのかな、と。

少なくとも昔のスピッツ(草野さん)では、やらない気がするんですよね。

書き下ろしということもあって、タイトルのつけ方ひとつとっても普段の曲づくりとは異なるのかもしれませんね。

高音がスゴイ

ブラスとピアノを取り入れた、厚みのあるドラマチックなアレンジが印象的。

それでも4人の演奏にフォーカスを当てたようなミックスがスピッツらしい。
最近のスピッツは「シンプルなバンドサウンド」というのを、より一層押し出している気がします。

ミドルテンポの演奏に乗せた、草野さんの歌声が心地よい。
儚くも、力強い…そんな感じ。

というか…高音が凄い!!!!

50代のおじさんが歌っているとは思えない、凄まじい透明感。これぞ、草野マサムネだ。

「海」を舞台とした今作に相応しい、みずみずしさがありますね。

そして、コナンといえば壮大なラブストーリー。
人の繋がり、さまざまな愛を描く『名探偵コナン』に寄り添うようなソングライティングが、公開された短いフレーズの中にも感じられます。

これは、早くフルで聴きたい!曲も歌詞も!!

過去の担当アーティストは誰がいた…?

前作『ハロウィンの花嫁』ではBUMP OF CHICKENが主題歌を手掛け、大きな話題を集めましたが、なんと、スピッツですか…

最近のコナンは、なかなか大物…しかもちょっと渋めのアーティストが担当しているイメージです。

TVアニメ同様、ビーイング所属アーティストが務めるのがお決まりな印象だったんですけどね。
映画となると意外とそうでもないのかな…?

というわけで、歴代作品の担当アーティストをご紹介。
今回は、スピッツファンが好きそうなところをピックアップ!

①BUMP OF CHICKEN(2022)

まずは、冒頭で話題に上げたバンプ。

2022年の『ハロウィンの花嫁』で主題歌を担当しました。

タイトルは「クロノスタシス」

朝ドラ『おかえりモネ』や人気アニメ『SPY×FAMILY』の主題歌もつとめ、デビューから20年経った今も第一線を走り続けていますね~。すごいなぁ。

アルバム『RAY』以降のエレクトロなサウンドを取り入れ、バンプらしい爽やかな主題歌に仕上がっています。映画音楽ならではの壮大さも感じられる、映画を彩る名曲ですね。

優しい印象のイントロが、歌声が…映画のフィナーレを温かく包み込んでくれます。
これが、エモいってやつ…?

壮大でありながら、素朴なアレンジがいいですね。映画館の音響環境との相性が凄まじい。是非映画館で聴いて欲しい一曲ですね(もう遅い)。

②東京事変(2021)

2020年に、音楽界に大きな衝撃が走りました。

それが、ロックバンド・東京事変の復活です。

解散までもがバンドの「アート」として昇華された伝説的バンドの再始動、大きな話題を集めましたね。

そして、流れるように発表されたのが映画『緋色の弾丸』の主題歌担当。

なんとなく、コナンファンと東京事変(椎名林檎)ファンって層が被っているイメージなんですよね…
両ファンにとって衝撃のニュースとなったはず!

タイトルは「永遠の不在証明」

「暗躍モノ」をイメージに作られた、まさにコナンのための音楽。

凄いタイトル…というか、凄い曲。
あたりまえですが、東京事変にしかできない圧倒的存在感の楽曲でしたね。タイトルとは反して。

スタイリッシュで妖艶なアレンジが、「赤井秀一」はじめ本作のメインキャラたちが織りなすディープなストーリーとよくマッチしています。

楽曲後半の展開が、なんとも痺れる。
何度でも聴きたくなる魔力がありますね。

③斉藤和義(2013)

正直、一番衝撃的だったのがコレ。

2013年、映画『絶海の探偵』の主題歌を担当したのは斉藤和義

あんまりイメージがなかったんですよ、コナンと斉藤和義という組み合わせは。

斉藤和義というかは、ゴリゴリのロックンロールが。
(いや、まぁB’zとかいるけど)

ああいう、泥臭い感じが売りの渋いミュージシャンが、コナン…
本当にどんな感じの主題歌になるのかな…なんて思いましたが

蓋を開けてみれば斉藤和義、全開

タイトルは「ワンモアタイム」

そして、これがアツいストーリーによく合うんだよなぁ
彼に声をかけた方、本当に凄い。

映画のエンディングってしっとり&壮大なものが多いイメージだったので、ここまで熱く最後を彩るというのは結構衝撃でしたね。

④GARNET CROW(2010)

コナンといえば、B’zや倉木麻衣をはじめとする「ビーイング」所属のアーティストたち。

彼らと共に、アニメ『名探偵コナン』を代表するアーティストが、GARNET CROW。

バンド解散の2013年まで、10数年の間にわたり数多くのテーマソングを手掛けてきました。

OP、EDを合わせると…なんと11回!!

「コナンといえばガネクロ、ガネクロといえばコナン!」という方も少なくないのではないでしょうか?

そんなGARNET CROWが、唯一担当したコナン映画主題歌が「Over Drive」

2010年公開の『天空の難破船』のテーマソングです。

爽やかなポップスから、しっとりとしたバラードまで幅広く提供してきた彼らですが、この曲はその両方が楽しめるアレンジに。
ゆったりとしながらも力強い、そして、彼ららしい「ちょっと懐かしい」感じ。

とにかく丁寧なメロディーラインに、クリエイター集団・GARNET CROWのセンスを感じます。

公開が楽しみ

そんなわけで、よく考えてみるとコナン映画の主題歌って毎回当たり前のように話題になるんですよね。

それだけ「名探偵コナン」という作品の注目度が、人気が高いのだなぁと思います。
まさに国民的アニメ

国民的アニメ映画の主題歌を、国民的バンドが手掛ける… これは期待も大きくなるわけだ!

「スピッツ×コナン」という、スピッツファンも、コナンファンも、そして本人たちですら驚きのタッグ。
どんなものに仕上がるのか、今から待ちきれません。

「美しい鰭」、楽しみだ!!

そして、おそらく本作も収録されるであろう新アルバムが『ひみつスタジオ』

リリースは5月…コチラも待ちきれませんね。

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