
はじめての一人暮らし。
誰もが直面するのが「自炊」との闘い。
食費を抑える「節約」の面でも、「健康」の面でもコンビニなどで済まさず、できるだけ自炊を行いたいところです。
一人暮らしの自炊のネックとなってくるのが、野菜です。
ビタミンをはじめ、体に必要な栄養素を効率的に摂取するためにも積極的に野菜を食べたいですよね。
実は野菜には、一人暮らしの自炊に向いているモノと向いていないモノが存在します。
オススメの野菜に関してはコチラの記事をご参照ください。
というわけで今回は、一人暮らしにはあまりオススメできない野菜を、理由とともに紹介していきます。
もくじ
「向かない」野菜の特徴は?
最初に断っておきたいのが、紹介する野菜を買ってはいけないというわけではないということ。うまく活用することでより良い自炊ライフが送れるのは間違いありません。
ただ、今回紹介する野菜に共通して言えるのが、初心者には扱いづらいということです。
例えば、
- 調理に手間がかかる
- 保存が難しい
- 料理の幅が狭い
などの特徴が挙げられます。
最初から手のかかる食材を使って自炊を行おうとすると、なかなか続かなかったり、モチベーションの低下につながってしまいます。
せっかく自炊を行っても、継続しないと案外高くついてしまうんですよね… 難しいなぁ
慣れないうちはなるべく楽をしたいですよね。
①ニンジン

野菜の定番、ニンジン。
カロテンが豊富で彩りも良く、緑黄色野菜界のスターです。
結構定番の野菜のように思えますが、実は一人暮らしにはあまりオススメしません。
その理由として、意外と減らないことが挙げられます。
ニンジンが主役の料理ってほとんどないんですよね。にんじんしりしりくらいでしょうか?
基本的に、料理に栄養や彩りなどの「付加価値」を与えることが目的の野菜です。
そのため、無くても料理として成立してしまうことが結構多いです。
例えば…肉じゃがなんかにも良く入っていますが、主役はあくまでもお肉とじゃがいもなんですよ。ニンジン農家に怒られそうですが…
メインとして使う機会が少ないため一度の料理で使う量が少なく、何本も買うと意外となくならない…
また、火が通るのに時間がかかります。
他の食材と炒めると、ニンジンだけが硬くて生っぽい…みたいな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか?
火が通りやすくするために短冊切りや細切りにすることが多いですよね。これがちょっぴり面倒だったり…硬くて切りづらいですし。
年中どこでも手に入る、便利野菜ではありますが一人暮らしだと欠点が目立ちます。
複数人分を一気に作る(家族など)場合だと重宝する野菜なんですけどね…
一人暮らしでも大量の煮物(カレーや肉じゃが等)を作り置きするときにはオススメです。
何人分の料理を作るかによって、向いている野菜・向いていない野菜というのが変わってくるんですよね~。
この感覚を少し理解していただくことができたのではないでしょうか?
②白菜

寒い季節に食べたくなるのが白菜。
鍋物には欠かせない、冬の定番野菜ですよね。
とはいえ、コチラの野菜にもウィークポイントが存在します。
それは大きすぎること。
1玉まるごとはあまりにも無謀ですし、半分や1/4ですら使い切るのはなかなか大変です。
買うなら大きくても1/4にしましょう。あるいは1/8なんてものもあるかも…?
大きいくせに、結構傷みやすいんですよね。水分が多い葉物野菜の宿命です…
(ひと玉まるごとだと結構日持ちするらしいです、買わないけど)
この辺はキャベツなんかもそうなんですけど、白菜の場合はそれに加えて料理の幅が狭いことも挙げられます。
結局、鍋や汁物くらいにしか使わないですよね~。それに汁物って一人分だけを作るのが結構難しかったりします。
あ、炒めても悪くはないですよ。ただ、キャベツに比べると野菜自体に味気がないため、ちょっとパンチが弱いです。食感とかは良いんですけどね…
もし白菜が好きで、買いたいという方は、大量消費できるレシピを覚えておきましょう!
白菜と豚肉で作る、いわゆる「ミルフィーユ鍋」がオススメです。
あとは、漬物にして長持ちさせるのも一つの手ですが、手軽な浅漬けは日持ちがしないので注意が必要です。
③レタス

葉物野菜からレタスも選出。
先ほどの白菜同様、一人暮らしには量が多かったり、傷みやすかったりなどの理由が挙げられます。葉物野菜は難しい!
あとは、白菜レベルの料理の幅の狭さ。
レタスって基本的に生で食べることが多いじゃないですか。
ただでさえ傷みやすいので、生食しか考えないとなるとより一層消費期限が短くなってしまいます。
本当はサラダとかでガッツリ野菜をとりたいところなんですけどね~
あとは、結構値段が高いですよね。野菜全般に言えることなんですけど…
どうしてもサラダが食べたい場合は、袋入りのミックスサラダのようなものを買ってみるのもありかもしれません。ベビーリーフとかルッコラが入っているようなものです。
ところで一人暮らしの方ってドレッシングとか常備してるんですか…?(←サラダには何もかけない派)
みずみずしさとシャキシャキした食感が魅力的な野菜ですが、残念ながら一人暮らしにはオススメできませんね…
もし購入する場合は、傷んできた時のために加熱調理のレシピを知っておくとよいでしょう。
実は炒めても結構美味しいです。キャベツよりもシャキッとした食感です。あとはチャーハンの具材にするとか。
味噌汁に入れるのも案外オススメです。一度試してみて下さい(ひとは選ぶかも…)。
④ナス

日持ちしない野菜の代表格、ナス。
常温だと2~3日しか持たないくせに、低温にも弱いという繊細さ…
日持ちさせるためには野菜室などの、寒くなり過ぎない場所で保存しましょう。
あとは、水分を失わないようにラップでくるむなどの工夫をしてあげましょうね!
そんな手のかかるナスですが、結構大きくて使い切るのも大変ですよね…
ケチな性格なので、同じ値段なら一番大きいのを買おう!と張り切った挙句、ナスまみれの食事に後悔する…というのが私のお決まりです。
ナスを買う際は、日持ちしないということを念頭に、計画的に消費しましょう!
ポリフェノールが豊富だったり、栄養面でも魅力的な野菜ですよ~
幸いなのが、料理の幅が広いことですね。
麻婆茄子で一気に消費するのもアリだし、トマト煮なんかも美味しいですね。
煮びたしや焼きナスもオススメです。ナス好きにはたまらない!!
北海道民的には、ぜひスープカレーに入れて欲しいところです。
⑤きゅうり

ナスと同じく短命な野菜・きゅうり。
こちらも2~3日といった具合です。
購入する際は干からびないうちに食べきりましょうね!
保存や栽培が難しいということで、英国では裕福さの象徴だったとか。
だから、アフタヌーンにはきゅうりのサンドイッチがつきものなんですね!
そしてもう一つ。
きゅうりってナスに比べるとレパートリーが少ないですよね。
…というか、生でしか食べない。
きゅうりって炒めたり、煮込んだらどうなるんでしょうね…やったことがないので少しだけ興味があります(少しだけね)。
あとは、栄養面ですね~
よく言われているのが、「ほぼ水」という文言。
「世界一カロリーが低い野菜」としてギネスにも認定されています。
ミネラルが豊富でヘルシーであるという点では魅力的なのですが、「野菜で足りない栄養を補いたい!!」という方は、他の野菜を買った方が良いかもしれません…
ただ、きゅうりって唯一無二の魅力がありますよね。
棒棒鶏や、冷やし中華など…きゅうりが欠かせない料理もたくさん。
特に夏場だと、きゅうりが恋しくなったりしませんか?
常備はしなくても、食べたいときにすぐ買えるのは良いところですよね!
まとめ
今回は、一人暮らしにはあまりオススメできない野菜を紹介していきました。
最初に言ったように、これらの野菜がダメ!というわけではもちろんありません。
特売になっていたり、ふと食べたい!と思ったり…「買い時」は必ず訪れると思います。
そういうときは我慢せず、買いましょう!
食べたいものを我慢するのは、勿体ないです。ましてや野菜ですからね。
健康的な生活を送るためにも、まずは好きな野菜から積極的に料理に取り入れていきましょう。
ただし、野菜を買った以上は「使い切る」という使命があります。
今回紹介した食材は傷みやすかったり、なかなか使い切るのが難しい野菜でもあります。
そこは忘れずに、責任を持って美味しく食べきるようにしましょうね。
クックパッドなんかで、新しい料理に挑戦してみるのもアリですよ。
野菜と一緒に、健康的で計画的な食生活を送りたいところです。
コチラの記事もあわせてどうぞ