Google Adsenceの運用中、突如現れた「GDPR」の文字。

どうやら「GDPR」というものの設定をしなければいけないようだけど…

聞きなれないアルファベットといまいちピンと来ない説明に混乱している方も少なくないはず。

今回は、WordPress等で個人サイトを運営するブロガー・管理者向けに、「GDPR」を設定する必要性とその方法をライトに解説していきます。

なお、今回扱う内容は、あくまでも素人の私が「こうやったよ」という紹介です。
専門的な知識があるわけではありませんので、その辺はご了承下さい…

そもそも「GDPR」って?

GDPRとは「General Data Protection Regulation」の略。

日本語に訳すと「EU一般データ保護規則」

簡単に言うと、ヨーロッパ(欧州連合)における、個人情報の保護を目的とした規則のことです。

日本で言うところの「個人情報保護法」のようなものでしょうか。

インターネットが普及するにつれ、より重要度が増し、強化が求められるようになった個人情報の保護。

今回、Adsenceでは2024年1月に、運営するWebサイトが「GDPR」に則ったサイトであるという表明―「GDPRメッセージ」の表示が義務化されることになりました。

具体的には、プライバシーポリシーへの同意を閲覧者に求めるメッセージです。

イメージ的には、Webサイトでときどき出てくる「同意しないと先に進めないアレ」ですね。

「クッキー(Cookie)」がどうのこうの…のやつ。

広告で利益を得る以上は、ワールドワイドな保護活動を行っていこう…というわけです。

個人サイトでも設定が必要?

個人情報保護の必要性はよくわかります。

とはいえ、私のように趣味でブログを書いていてちょっとした小遣い稼ぎ程度しか行っていないような「個人サイト」でもGDPRメッセージは必要なのでしょうか?

Adsence内のアナウンスでは、以下のようなことが書かれています。

これは要するに…

「GDPRメッセージを作成しないと、広告停止しますよ」ということ。

まあ、EEA(ヨーロッパの国々)とアメリカでは、の話ですが…

これを踏まえての考えは、

日本国内のみをターゲットにしている場合は、あまり重要ではない…のではないか?

ということ。

とはいえ、私の運営するコチラのサイト。

全て日本語で書かれていますが、一定数海外からのアクセスも見受けられます。

少しでも収益化の可能性があるのであれば設定した方がいいとも言えるのではないでしょうか。

また、欧州向けに個人情報保護の表明をすることはサイトの信頼を高めることにも繋がります(読者あるいはGoogleに対して)。

結論としては、GDPRの設定は行った方がいい! …と思います、多分。

少なくとも設定して損はないのではないでしょうかね…

「GDPRメッセージ」作成方法

ここからは、GDPRメッセージの作り方について解説していきます。

まず、作り方は以下の2つ

①Google認定のCMPを用いて作成する

②Google AdsenceのCMPを用いて作成する

ここで出てきた「CMP」というのは、同意管理プラットフォーム…メッセージ作成のひな形のようなもの。

認定のCMPというのは結構存在しているようで、その中からお好きな物を選んで作って下さいねという感じ。

その中にはWordpressのプラグイン等も含まれているようです。
WordPressをお使いの方はそちらを試してみるのも良いかもしれません。

今回私が選んだのは「②」の方。

なぜなら、(おそらく)一番手っ取り早くて確実だから。

というわけで、ここからはAdsenceのCMPを使ってGDPRメッセージを作成する手順を紹介していきます!

①サイト情報

まず最初に設定するのが、サイトの情報。

具体的には以下の三つです。

・サイトのURLおよび、名前

プライバシーポリシーのリンク

・サイトのロゴ

上画像の右上の赤枠から設定が可能です。
プライバシーポリシーのページを作成していない方は、先にそちらから作りましょうね。

また、ロゴに関しては「5:1」が推奨のアスペクト比です。
こちらも必須(?)なようなので用意しましょう。

別になんでもいいや…という感じだったので、サイトのトップのロゴをそのまま使いました。
150KB以下とサイズが小さいので作る際は気をつけましょう。

サイトの基本情報の入力は以上です。

次はユーザーの選択を設定していきますよ。

②ユーザー選択

上の画像のオレンジ枠の部分について。

要するに「同意する」「同意しない」など閲覧者が選択(クリックorタップ)するボタンについて設定していきます。

また、「閉じる(Xボタン)」などの選択肢を増やすことも可能です。

③スタイルの変更

こちらは任意の設定になりますが、メッセージ画面のスタイル…つまりはデザインを変更することができます。

上画像の緑枠「パレット」のアイコンから設定可能です。

これに関してはお好みで…
文字や画像のコントラストなど、見やすい&読みやすいデザインを心掛けましょう!

こまで来たらあとは公開するだけ!

右上の「公開する」ボタンをクリック。

サイトへの反映には少しラグがあるみたいなので時間が経ってから確認しましょう。

まとめ

以上、「GDPR」に関する素人解説でした。

この他にも様々な対策方法があると思いますので、自分のやりやすいやり方を探してみて下さいね。

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