大学進学や、就職などをきっかけに「一人暮らし」を始めた皆さま。

はじめての一人暮らしで直面するイチバンの問題が「食事」ですよね。

忙しいとついつい出来合いの総菜を買ったり、コンビニで済ませてしまいがちですが、経済面でも栄養面でもやっぱりちょっと心配ですよね…

そこで登場するのが「自炊」…つまり、食材を買ってきて自分で調理するということです。
効果的に自炊を行うことで、食費を抑えたり、栄養価の高いより健康的な生活を望むことが出来ます。

野菜を食べて健康的に

中でも、健康的な生活を送る上で欠かせないのが「野菜」ですよね。

コンビニ弁当だと不足しがちなビタミンなどの栄養素を手軽に摂取することが出来ます。

また、緑黄色野菜は料理に彩りをもたらす効果もあります。

どうせ自分で食べるんだから見た目なんかどうでもいいよ…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案外大切だったりしますよ。

食事は毎日必ず行いますし、自炊を続けて食費を抑えたい方であればなおさらです。
日々の食事を明るく楽しいものにすると、モチベーションの維持にもつながります。

身体の健康にも、心の健康にも野菜は必要不可欠な存在なんです。

一人暮らしに向かない野菜がある

そうはいっても野菜って種類が多くて、どれを買えばいいのか案外わからなかったりします。
特に一人暮らしを始めたばかりは。

実を言うと、一人暮らしに向いている野菜と、向いていない野菜が存在します。

どういったことかというと、

  • 使い切るのが容易か
  • レパートリー(使い道)が多いか
  • 少量で買ったときの値段

だいたいこんなところです。

これらを踏まえて、今回は一人暮らしにオススメの野菜をランキング化してみました!

それでは早速いってみましょう!

一人暮らしにオススメの野菜TOP5

栄養価や使い勝手の良さ、手に入りやすさ、保存のしやすさなどを総合的に評価して独断でランキングを作成しました!

今回は「初心者向け」ということで、料理が苦手な方でも簡単に作れるオススメの調理法とともに紹介していきます。

第1位 玉ねぎ

初心者から料理上級者まで、誰もが納得の1位。

王道中の王道ですね。

玉ねぎの良いところは、なんといっても扱いやすさ!!

とにかく、どんな料理にもよく合います。
玉ねぎ自身は、辛みがあったり香りが強かったり結構クセのある食材なんですけど、肉じゃがのような和食から、中華炒め、洋風スープなどなど…とにかくどんな味付けでも美味しく食べられます!

また、焼いて良し煮ても良し、サラダも良しと、とにかく調理の幅が広い

年中どこのスーパーでも購入できるというのも魅力的ですね。
買い物に行くたびにとりあえず玉ねぎは買っておく、という方も少なくないんじゃないでしょうか?

まさに常備野菜ですね。冷蔵庫に玉ねぎがあれば一安心です。

常備という点から見ると、玉ねぎは保存の面でも優れているんですよね。じゃがいもみたいに放っておいたら芽が出てくるとかも、ありませんし。

基本的に常温で売られているモノなので、葉物なんかにくらべると痛みづらい野菜だと思います。

あとは…皮むきが楽とか、包丁で切りやすいとか…良いところを上げようとしたらキリがありません。

逆に悪いところってなんですかね…
…ネコが食べられない、とか?

初心者にオススメの調理方法は…
特にありません笑

もう、煮るなり焼くなりお好きにどうぞ!

とはいえ、やっぱり…炒めるのがいいですかね?

たまごと一緒に炒めるだけで、立派なおかずになりますよ。キノコなんかを入れてもグッドです。
バターで炒めると洋風に、ごま油で炒めると中華になります。

そうですね…たまごとの相性が良い野菜かもしれません。スープにしたりね。

お肉と炒めれば、もはやメインディッシュですね。酢豚なんかもいいなぁ…

また、春先の「新玉ねぎ」は、辛みが少ないため生で食べるのもオススメです。
刻んでポン酢をかけてみたり…

第2位 もやし

玉ねぎと並んで、常に冷蔵庫にいることの多い野菜、もやし。

もやしの良いところといえば…なんといっても安い。安すぎる。

あの値段であの量…コスパでいくとNO.1ですね。

また、玉ねぎほどではないにせよ、調理の幅も結構広いです。

茹でておひたしみたいにしてみたり、炒めてみたり…
あんまり洋食のイメージはないですねどね。でも悪くないと思います。

もやし自体に味がほとんどないため、どんな味付けでも食べられます。逆に言うとうま味みたいなものは少ない野菜かもしれません。

けれども、とにかくコスパが良い。こういってしまうとちょっと可哀想ですが「かさ増し」要因です。

とはいえ注意したいのが、消費期限ですね。
野菜界トップクラスの足の速さを誇ります。買ってせいぜい3日くらいで設定されていますね。

冷蔵コーナーに置かれている野菜は基本的に早めに食べきりましょう。

一袋あたりの量も決して少なくはない(2,3日でちょうど使いきれるくらい)ので、安いからといって買い溜めをするのはあまりオススメしません

さて、そんなもやしのオススメ調理法は…

「アジアンな味付け」です。

もやし自体には味がほとんどついていないため、スパイシーでしっかりとした味付け・香りづけをするとより美味しくいただけると思います。

ナムルにしてみたり、キャベツなんかとごま油で炒めて中華風にしたり…

カレー炒めなんてのもオススメですよ!
でも、一人暮らしだとあんまりカレー粉とか買わないかな…

ただし、塩分過多にならないように気をつけましょう。

第3位 キャベツ

こちらもコスパの良い便利野菜。

特に、葉物野菜の中では圧倒的な使いやすさがあります。

料理ベタからしてみると、レタスより断然キャベツですね。

基本的に「炒めて美味しい野菜ほど強い」と思ってください。あ、レタスを炒めても結構美味しいんですけどね…

キャベツのイチバンの良いところは「ボリューム感」ですね。もやしを超える「かさ増し」野菜です。

千切りにしてメインの付け合わせにしたり、ざく切りにして炒めたり… 歯ごたえも相まって、非常に満足感があります。

なんといっても美味しい。えぐみや青臭さ、辛みみたいなものが無く、本当に扱いやすいですよね。
キャベツだけはどうしても食べられない…という方はおそらくほぼいないんじゃないでしょうか?

一人暮らしの場合は1/2や1/4などにカットされているモノを買うようにしましょう。
調子に乗って1玉買うと、たぶん後悔しますよ。

使いきれずに腐らせてしまう…とかもあるんですけど単純にデカすぎて邪魔です笑

既にカットされているもの(野菜炒め用とか焼きそば用として売られていたりする)を買うのもオススメです。
袋を開けて、そのままフライパンにイン! とっても楽ちんです。

千切りキャベツも売られていたりしますよね。自分で千切りにするのが面倒な方は是非お試しください。

キャベツもやっぱり炒めるのがオススメです。味噌炒めとかね。

味噌炒めでいくと、豚肉・えのき・ピーマンあたりが魅力的ですね~

あとは、茹でたりスープに入れたりするのもオススメです。キャベツの甘みがより感じられて美味しいですよ!

それでいくと、蒸すのもいいですね。一人暮らしだと蒸し器を持っている方は少ないと思いますが、レンチンでも似たようなことが出来ます。豚バラと一緒に蒸してポン酢をかけたり…

第4位 ほうれん草

葉物野菜からコチラを選出。

青々とした色で料理を彩る、ほうれん草が4位。

ほうれん草の良いところは、その栄養価でしょう。

ビタミンB1や、ビタミンC葉酸など…健やかな身体を作る上では欠かせない栄養素が目白押し。
中でも、鉄分に関しては野菜の中でトップレベルです。

栄養面で考えると非常にコスパの良い食材です。ボリューム面でも十分です。

「ほうれん草といえばおひたし」という方も多いでしょうが、他の調理方法でも美味しく食べられます。
グラタンに入れたり、バターで炒めてソテーにしたり…洋食にも結構使えますね。

実は結構万能なのではないでしょうか、ほうれん草。クックパッドなんかで調べると意外な料理が出てきたりして面白いですよ!

そんなほうれん草ですが、デメリットもあります。

それは、「アク抜き」が必要であるということ。

ほうれん草を食べて、歯がギシギシした…なんて経験をお持ちの方、いらっしゃいませんか??

実はこれ、ほうれん草のアク=シュウ酸が原因なんです。過剰摂取は結石の原因にもなったり…
とにかく、人体にはあまり好ましくない成分です。

シュウ酸は水溶性のため、茹でることで分解、取り除くことができますよ。

他にシュウ酸が多く含まれる食べ物として…ピーナッツ、ブロッコリーなんかがあります。

ほうれん草のオススメの食べ方は…

バター炒めです。青々とした鮮やかな色が魅力的。

エリンギやベーコンと炒めると、なお良し。
副菜としても、メインディッシュとしてもいただけます。

あとは、卵焼きに混ぜるのもいいですね。お弁当を自分で作るという方にオススメです。
まぁ、朝から作るのは面倒くさいけど…

また、炒めたり焼いたりする際も、あらかじめ茹でてアク抜きをするのを忘れずに!

…うーん、やっぱりちょっと面倒くさいなぁ、ほうれん草。
健康重視の方にオススメの野菜です。

第5位 きのこ類

これを野菜としてカウントしていいのか?きのこ”類”ってズルくない?

まぁ、いいじゃないですか。

最後に紹介するのは、きのこです。

エリンギ、まいたけ、ぶなしめじ…と様々な種類がありますね。

調理方法や、合わせる食材から上手く使い分けしましょう。

まず、オススメなのが「えのき」
独特の食感がクセになる、憎いやつです。

煮ても良し、炒めても良し…なんといってもコスパが良い。冬場はお鍋なんかでもお世話になりますね。

あと、調理のしやすさも魅力的ですね。石づきの部分を切ってバラすだけ。便利食材です。

ホイル焼きなんかもオススメです。シャキシャキとした食感がグッド!お魚と一緒に頂きましょう。

次にオススメなのが「エリンギ」

手で割けるのが良いですね!楽ちんです。

しっかりとした歯ごたえが満足感に繋がります。えのきと並んでコスパの良いキノコだと思います。

オススメはやっぱりバター炒め。ジュージュー音を立てて焼き色が付いていくのを見るのがひとつの楽しみです。
先ほどのほうれん草と合わせて頂きましょう。ちょっと醤油をたらすのも良い。

あとは「しめじ」です。

炒めても良し、煮ても良し…万能キノコですね。

汁物に入れるのもオススメです。お味噌汁だったり、中華スープだったり…ミネストローネなんかにもいいですね!(あんまり入れないかな?)
和・洋・中どれでもイケます!

他にも…しいたけやまいたけ、マッシュルームなんかもありますね!

どれも使い勝手の良い食材なので、冷蔵庫にどれか一つは入っていると便利かも?

きのこ全般に言えることですが、調理の幅が広い。

あとは、冷凍保存できるんですよね。知ってましたか?

保存袋に入れて、できるだけ空気を抜いて保存しましょう。
冷凍することでうま味が増す、なんて話も…

まとめ

今回は、一人暮らしの自炊にオススメの野菜を紹介してきました。

どれも万能で美味しい食材ばかりなので、困ったらとりあえずこれらを買ってください笑

なお、時期によって値段や美味しさが変わったりもします。
一年中買うことのできる食材とはいえ、「旬」を意識するのも自炊のコツです。

うまく活用して、楽しく健康的な自炊ライフを送りましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました~

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