【引っ越し】必見!ギター・ベースの梱包で失敗しないコツ【配達】

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引っ越しをするときに困るのが、ギターやベースなどの楽器類をどう運ぶか。

大切な楽器ですから、できることなら傷ひとつなく運びたいですよね。

でも…引っ越し業者や配達業者は、ちゃんと大切に扱ってくれるのか?
そもそも自分で梱包しないといけないのか?

色々と、考えないといけないことがありますね~。

そんなわけで、今回は、ギターやベースの「引っ越し」について、私の体験をもとに紹介していきます。

⓪可能であれば、自分で運ぼう

とはいったものの…

短い距離…例えば同市内での引っ越しなどでは、自力で運ぶのが最善です。

また、ある程度距離があったとしても車などで運搬できる場合は、そちらをおすすめします。

引っ越しや配達の業者さんがいくらプロとは言っても、楽器のプロではありません
自分の楽器については、業者さんよりも自分の方が良く知っていると思います。

自分で梱包して、車の荷台に積んだり、あるいは背負ったりして運びましょう。
(梱包方法については後ほど…)

そうはいっても …自力では運べないこともありますよね?

例えば、移動距離が長いとか。
飛行機を使う場合ですね。

あとは、楽器の本数が多い場合です。
1本であれば多少無理をしてでも自力で運んだほうが良いかもしれませんが、自家用車では運べない本数だと、どうしても業者に頼むことになってしまうと思います。

ここからは、ギターやベースの運搬を業者に頼む方法を紹介していきますよ!

①引っ越し業者は運んでくれる??

そもそも引っ越し業者は楽器を運んでくれるのか。

これに関しては、正直何とも言えません。

というのも大手の日通さんの単身パックなどでは、「楽器等の専門知識を要するものは運ぶことができない」といった旨が示されています。

ピアノなんかがそうですね。まぁ、単身の引っ越しでグランドピアノとかを運ぶ人は滅多にいないと思いますが…

これは日通さんに限ったことではなく、多くの単身向けサービスで明記されています。ピアニストの皆さんはあらかじめご確認の上、引っ越しを進めて下さいね。

では、ギターやベースはどうなのか。

これに関しては、大手である程度共通したルールが存在します。

それは、「ハードケースに収納したものは運ぶことが可能である」というものです。
日通も、アリさんも、ハートも… 大抵このような返答だと思ってください。

ハードケースに入れると、楽器を衝撃から守るだけでなく、ある程度の補償(だいたい30万円)が適応されます。

引っ越しの際は、ハードケースを準備することをオススメします。

②ハードケースは絶対に必要??

とはいえ、ギターやベースのハードケースって …安くはないですよね。

アコギ用のハードケースは楽器屋に行けば大抵売っていますが、エレキ用のケースはお店に並んでいること自体がレアだったりもします。

ネットで購入、なんてこともできますが、その際はケースの種類にご注意ください。レスポール用や、ストラト用など…ギターやベースの種類に合わせてピッタリとフィットするものがそれぞれ販売されていますよ。

正直、「ハードケースなんて買っても使わないよ!」と思われる方もいると思います。
普段持ち運ぶことを考えると軽くて持ちやすいソフトケースの方が便利ですからね。

では、ハードケースではなくソフトケースに容れて引っ越しをすることはできるのでしょうか?

コチラに関しては、YESともNOとも言い切ることができません。

なぜなら、引っ越し業者によって対応が異なるからです。

そもそもソフトケースに容れた場合、補償の対象外となることがほとんどなようです。
万が一運んでいる最中に壊れても、業者は責任をとることができないということですね。

「補償ができないため運ぶことができない」という業者もあれば、「補償はしないけど運ぶことは可能」という業者もあります。

つまり、運んでくれる業者に関しては「壊れてもいいなら運ぶよ」ということです。

もちろん「楽器である」という認識はあるため、細心の注意を払って運搬してくれます。
ただ、万が一の可能性も無くはないですからね。完全な自己責任です。

断られるかも…と思っても、見積もりの時点で相談してみるのが良いと思います。

私の場合は、アリさんはソフトケースでも運びます!とのことでした。ハートさんもですね。
他の業者さんでも、交渉次第では運んでもらえると思います。
とにかく一度相談してみましょう!!

ソフトケースに容れて運んでもらう、というのも一つの手段ですが、
ハードケースを買うのをケチったのに、それ以上の修理代がかかった…なんてことがないようにしたいものです。

そうならないためにも、ソフトケースを用いる場合は、しっかりと梱包してあげましょう!!

③自分で梱包する方法

ここからは実際にギター類を梱包する際のポイントを説明していきます。

大切な楽器を守るためにも、しっかり梱包方法を身に付けましょうね!

1.プチプチで包む

エアキャップ…いわゆる「プチプチ」で楽器を直接包みましょう。

基本的には、プチプチで梱包したものをソフトケースに容れるのがオススメです。さらにその上からプチプチで包むのもありかもしれません。心配な方は是非。

このときに意識して欲しいのが以下の箇所です。

  • ヘッド:ペグの付け根
  • ネック:ヘッドやボディとの境界部分…つまりは関節
  • ボディ:スイッチなどの細かなパーツ周り

この3か所は、衝撃に弱い部分となります。重点的にプチプチで包みましょう

ボディに多少傷がつく分には、最悪演奏には支障がありませんが、上記の箇所は壊れると演奏できなくなってしまう=修理が必要 ですからね!!

ちなみにプチプチは、ホームセンターで買うことが出来ます。

楽器全体を包む必要があるのでなるべく大きなサイズを買うことをオススメしますが、その分かさばるので注意が必要です。

楽器のサイズや数に合わせて、必要な分だけ用意しましょう

サイズは大きくても軽いので運ぶのはそこまで大変ではないと思います。
抱えて持って帰る場合や、自転車等で運ぶ場合は、風にあおられないように注意しましょう。大変危険です。

自力で持ち帰るのが困難な方は、通販で購入するのもオススメです。
現物を見れないのが難点ですが…まあ、所詮はプチプチですからね。ただし、状態があまり良くないというレビューも見かけるため注意が必要です。

また、基本的には業務用の商品であるため発注・発送に時間を要することもあります。必要な方はなるべく早く準備するようにしましょうね!

2.ソフトケースに容れる

プチプチに包んだ楽器をケースに容れましょう。

ひょっとするとグルグル何重にも包むと、ケースに入らないなんてことも…
その場合は、諦めましょう。

正直、ソフトケースに容れたところで耐久力が上がるか、というと大した差はないと思います。
持ち運びやすくするためのモノであってあんまり保護することが目的ではないんじゃないでしょうか…

とはいえ、ソフトケースに収まる場合は容れた方が良いと思います。この後でお話しますが、「荷ほどき」のやりやすさが大きく変わってきます。

また、ケースと楽器の間に隙間が生じる場合は、そこにも緩衝材を詰めることをオススメします。プチプチを小さく切って容れたり、タオルなんかを使うのも良いでしょう。

3.ダンボールに容れる

ギターの準備が出来たら、いよいよダンボールに容れましょう。

ダンボールはなるべく楽器の形に合った …ギターでいうと薄くて長さのあるものを用意しましょう。

でも、そんな都合のいいダンボール …なかなか手に入りませんよね??

そんなときに役に立つのが、「島村楽器」さんが販売しているギター・ベース専用のダンボール

ソフトケースでも、ハードケースでもすっぽり収まる便利アイテムです。

島村楽器オンラインストアで購入することが出来ますよ。

エレキギター、ベース用

アコギ、クラシックギター用

ダンボール1枚で1,100円?!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほど書いたように丁度いいサイズのものってなかなかないんですよね…個人的にはアリだと思います。
(回し者ではありませんよ)

ちなみに通販でハードケースを買うと、同じような専用ダンボールで送られてくることが多いです。
ハードケースを買うと色々楽なんだよなぁ… 高いけど

ダンボールに楽器を容れて、隙間ができる場合はタオルなどで埋めることをオススメします。ちょっとでも衝撃を和らげるためにね。あと、不安定だと運びづらかったりもします。

以上が梱包の流れでした。ギターをお引越しする際は、是非実践してみて下さい!

④運んで終わり…ではない!!

ここまで来ると準備は万端!

あとは、実際に新居に引っ越して「荷ほどき」をするわけですが…

ダンボール、縦長だと取り出しづらい!!!

ここで先ほどのお話。
ケースに容れておくと、「取っ手」がついていたりするので引っ張り出しやすいです。

せっかく無傷で運んでもらっても、自分で取り出す際に傷をつけてしまっては元も子もないですからね。十分気をつけましょう。

それから…
次に引っ越すことを考えて、段ボールはなるべくきれいなままで保存しましょう

できればプチプチもですね。引っ越すたびに買い直すのはちょっと面倒だと思います。とはいえ、保存場所を確保しないといけないので、この辺はお任せいたします。

ちなみにハードケースの場合は、プチプチが不要なのでそういった面でもやっぱり便利です。
高いけど!!

まとめ

今回は、ギターやベースの引っ越し方法と、それにあわせた梱包のやり方を紹介してきました。

ポイントは以下の3つです。

  • ハードケースだと安心安全
  • ソフトケースでも運んでもらえる…かも
  • 専用ダンボールがある

よりリスクを抑えたい方は「ハードケース」を用意しましょう。

コストを抑えたい方は、「ソフトケース」を使いましょう。ただし、引っ越し業者とは要相談です。
また、プチプチなどの緩衝材をしっかり準備しておきましょう(なるべく早く)。

梱包の際は、壊れやすい箇所を意識しましょうね!

ダンボールは、可能であれば丁度いいサイズのものを用意しましょう。専用ダンボールもオススメです。

これらのことを守れば、安全に運んでいただけると思います。
何度も言いますが、ソフトケースの場合は補償が効かないので注意しましょう。もちろん、私も補償することは出来ません…

どうやって運ぶかは、最終的にはみなさん次第です。じっくり考えて決めましょうね!

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