カレーといえば、誰しもが認める「国民食」!
発祥はインドですが、姿かたちを変え、食卓から外食まで、定番メニューのひとつとなっていますね。
また、一口にカレーと言っても様々な種類があります。
カレーライスやナンカレー…
その中でもさらに細分され…とにかく奥が深いのがカレーの世界!
日本の有名な「カレー」の聖地といえば、
東京・神保町や、石川県の金沢カレー。あとは、横須賀海軍カレーなんかもありますね…
日本各地で繰り広げられるカレー旋風。
ラーメンと同じくらい魅力的な「ご当地カレー」たち。
実は、北のグルメ大国・北海道にもご当地カレーが存在するのです!!
①スープカレー(札幌)
「北海道」「カレー」と聞いて多くの人が、一番最初に思い浮かべるのが、札幌市の「スープカレー」でしょう!
カレーライスともナンカレーとも違う、シャバシャバとしたスープ状のカレー。
ゴロゴロとしたたくさんの具材と、ピリッと辛い、けれども爽やかでコクのあるスープが特徴です。
「スープカレーのメインは野菜」と言っても過言ではないほどの色とりどりの野菜が魅力ですよね。
にんじん、ジャガイモ、玉ねぎといったおなじみの具材はもちろん、ナスやかぼちゃ、オクラといった夏野菜から、ゴボウやれんこんといった根菜類まで、とにかく豊富な野菜たち!
お店によって具材が大きく異なるのも、ワクワクポイントです。
札幌市にはたくさんのスープカレー専門店が存在していますが、ここで私の個人的オススメ店をご紹介!
それが…札幌市西区に本店を構える「エスパーイトウ」!
某芸人の顔が頭をよぎりますが、恐らく関係ありません…
ここのお店の看板メニュー「エスパーパリチキ」がとにかく美味い!
辛過ぎず奥行きのあるスープに、たくさんの野菜、そしてボリューミーなチキンが絶妙。
雑穀米が選べたり、ヘルシー志向の方にもオススメのお店です。
というか、スープカレーって野菜もたくさん採れるし、スパイスたっぷりで健康的な感じがしますよね。カラダにも嬉しい絶品グルメなのです。
実はこの「エスパーイトウ」…
ネット通販も行っているんです!
また、いくつかの食品メーカーから、”スープカレーのもと”も販売されています。
これを使えばおうちでも簡単にお店顔負けの絶品スープカレーが楽しめちゃう!
個人的オススメは、地元メーカー・ベル食品の「スープカレーの作り方」。
本格的な辛さを備えたコチラ。焦がしバジルが入っていてとにかく香りが良い!
スパイスの香りが好きな方にオススメの商品です。
お好きな具材を合わせて自分だけのスペシャルカレーが作れるのも、魅力のひとつ。
札幌のスーパーでは当たり前のように陳列されているので、市外のお店で売っていないと知ったときは絶句でした…
札幌に来たら絶対に食べたいローカルグルメ。
グルメタウンが生んだ刺激的な味わいに痺れて下さい!
②みよしの(札幌)
スープカレーで有名な札幌の、もう一つのご当地カレー。
それが存在するのが、ローカルチェーン店「みよしの」です。
「みよしの」は札幌を拠点に展開する、「ぎょうざとカレー」のお店!
そう、ここで食べられる名物(ソウルフード)が…「ぎょうざカレー」なのです!!
みんな大好き「餃子」と、みんな大好き「カレー」が、まさかのマッチング。
意外な組み合わせのように見えて、そりゃあモチロン、ご飯に合うんだ。
中国発祥の餃子、インド発祥のカレー…それらが日本で独自の進化を遂げ、更には奇跡のミックス。
このごちゃ混ぜ感、ローカルフードっぽくて良いですよね笑
それをまさか札幌で食べられるとは…なんとも不思議なものです。
ニンニクの効いたジューシーな焼き餃子と、ちょっぴり甘めのマイルドなカレー。
どちらも攻撃的だけど、それがいい。
どうしても、ぎょうざカレーでしか得られない満足感があるのです。
また、リーズナブルな価格設定も嬉しいところ。
ファミレス感覚で入りやすく、お腹を空かせた札幌のティーン達も愛用のチェーン店です。
③カレーラーメン(室蘭・苫小牧)
北海道のソウルフードといえば…ラーメン!!
代表的なラーメンといえば…味噌味の「札幌ラーメン」、塩味の「函館ラーメン」、ラードの膜が特徴の「旭川ラーメン」。
これらの3つが有名ですが、北海道の「第4の味」と言われるのが「室蘭カレーラーメン」。
室蘭カレーラーメンは、その名の通り室蘭市…ではなく隣の苫小牧市にある「味の大王」で生まれたローカルグルメです。
室蘭市に拠点を移しその味が浸透したため、その名で呼ばれているのです。
その特徴といえば、カレーペーストと豚骨スープを合わせた、濃厚かつスパイシーな味わい。
麺は北海道らしい太めの縮れ麵! モチモチとした食感が更なる満足感を与えてくれます。
寒冷な北海道らしい、体の温まる逸品ですよ。
室蘭市出身のモーニング娘。メンバー・安倍なつみさんが紹介したことにより、全国的な知名度を獲得したんですよね。
室蘭市や苫小牧市は、空港がある千歳市や、観光地・洞爺湖、リゾート地・登別とも近く、北海道観光をする上では是非寄っていきたいスポットです。
④ホッキカレー(苫小牧)
カレーラーメンの聖地・室蘭市の隣、苫小牧市。
工場が並ぶこの港町の名産といえば、ホッキ貝!
全国的に広く食べられるホッキ貝ですが、北海道ではさまざまな食べ方がなされています。
お刺身とかね!
そんな中でも、苫小牧市にある人気店「マルトマ食堂」ではホッキハンバーグや、ちゃんちゃん焼きなどオリジナリティ溢れるホッキ料理が楽しめます。
ここマルトマ食堂の名物グルメこそが、ホッキカレー!
その名の通り、ホッキ貝がたくさん入ったカレーライスです。
ホッキの出汁が効いたコクのあるカレーが、アツアツのご飯に良く合う!
テーブルに広がる磯の風味と、スパイスの香りが食欲をそそります。
カレーにホッキ…
まあ、ちょっと変わり種な気もしますが …考えてみれば、要するにシーフードカレーですよね。
そりゃあ美味しいわけだ。
こちらのお店、
全国的に有名な人気店であるため、いつも行列ができています。
苫小牧に訪れた際は是非寄って頂きたいものですが、ホッキカレーにありつくためにはそれなりの忍耐力が必要かもしれません…
⑤インデアン(帯広・釧路)
北海道のカレーといえば、外せないのが「インデアン」!
「インデアンカレー」は、帯広市をはじめとする道東地域に展開するチェーン店です。
”インデアン”という名前ですが、いわゆる「インドカレー」ではなく、欧風の「カレーライス」を提供しているお店です。
シンプルでオーソドックスな王道カレーですが、肉と野菜の旨味を引き出したコクのある風味が特徴です。
一言で言えば…「最高の家カレー」!
なんというか…「和」を感じるんですよね、ここのカレーは。
インドカレーや、洋食屋のカレーとも一味違う…
日本のお米によく合う味わい。
本当に、お米がとまらない。
ちなみにインデアンカレーの、キャッチコピーは
「帯広で2番目においしい店」。
一番おいしいのは、お家のご飯…ということなんだそう。
なんか、良いですよね。ほっこり。
また、「チーズ」や「エビ」などの豊富なトッピングも魅力のひとつ。その日の気分でお好きなテイストのカレーを楽しめます。
気取らない素朴なカレーが、なんとも心地よい味わいです。
飽きの来ない、何度でも食べたくなる逸品です。
帯広といえば「豚丼」が有名ですが、こちらも負けず劣らずのソウルフードです。
まとめ
いかがでしたか。
海鮮やジンギスカン、乳製品やスイーツなど…
さまざまなグルメが楽しめる北海道。
そんな北海道には、これまたさまざまな絶品カレーが存在しているのです。
こんなにも美味しいカレーがたくさんあるというのに、まだまだ全国的な認知は薄いですね …うーん、残念です。
北海道を訪れた際は、是非「ご当地カレー」を味わってみて欲しいものです。
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