北海道観光の醍醐味といえば、グルメはもちろん、やっぱり「大自然」を満喫することですよね。
中でも道東は、世界自然遺産「知床」をはじめたくさんの絶景スポットを有しています。
絶景といえば、山や滝などいろいろありますが、今回は釧路・知床の「湖沼」に焦点を当てて紹介していきます!
どのスポットも満足すること間違いなしの大大大絶景ですよ!
もくじ
①阿寒湖
ひとつ目は、言わずと知れた大定番スポット・阿寒湖。
住所としては釧路市にあります。
阿寒摩周国立公園の一角を担う北海道を代表する湖ですね。
観光地として有名なだけでなく、阿寒湖周辺は「温泉街」としても人気がありますね。
温泉旅館やホテル、お土産屋さんが並んでいます。いわばリゾート地です。
また、温泉街から湖へと続く散策道「ボッケ遊歩道」も美しい。
森というか、林というか… その中を歩いて湖へと向かうわけですが、これがまさに大自然。
静かな時間と自然の神秘が感じられます。運がいい(わるい)とシカにも出会えますよ!
(野生のシカだと思うのですが、手を振ると会釈してくれたりします…人間慣れし過ぎ)
もちろんですが、相手は野生ですし人間よりもはるかにパワーがあります。
絶対にケンカを売ったり、ちょっかいをかけてはいけません!!
餌付けもやめましょう。北海道のシカはグルメなので変なものを食べさせるとキレます。
そして、阿寒湖といえば忘れてはいけないのが「マリモ」。
その名の通り、毬のように丸い形をした藻です。
最初は普通の水草なのですが、成長していくうちに丸くなっていくんですよね。
ちなみに湖に行ってもマリモを見ることはできません。マリモを見る際は「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」へ行きましょう!
生のマリモが見られるのはもちろん、成長過程や生態など、さまざまな知識を得ることが出来ます。
そして、お土産には「まりも羊羹」を買っていきましょう。
マリモの形をした、なんともショッキングな緑色の羊羹ですが… マリモは入っていません。
味は普通の羊羹ですが、やっぱり面白いのでオススメです。
あとはコイツですね。2000年代に一世を風靡した、ゆるキャラ界の裏番長(?)です。
②摩周湖
次に紹介するのは、阿寒湖のお隣・摩周湖です。
個人的に一番好きな湖なんです。
阿寒湖は近くまで行って水面を眺めるのがオススメですが、
摩周湖は上から見下ろすのがベスト。
青々として力強い山々に囲まれたこれまた青くて大きな湖…
なんというか… ザ・大自然な写真を撮ることが出来ますよ。
摩周湖の魅力はなんといっても、「青さ」です。
なんでも「日本一の透明度」と「湖の深さ」がこの色を生むのだそうで…摩周ブルーと呼ばれています。まさに奇跡の色!!
是非晴れた日に観に行ってください。そして写真をたくさん撮りましょう。
どんなにセンスがなくても絶対にいい写真が撮れます。
やっぱりこう、人を寄せ付けない「荘厳」な感じがします。よくわかりませんが、なんとなくご利益がありそう…というか不思議なパワーがありますね~。
10年後、100年後もこの青さと美しさが続いているといいなぁ、なんて思ったり。
また、摩周湖は「霧」も有名ですね。布施明さんの楽曲には「霧の摩周湖」なんてものも。
霧が見たい方は、ぜひ朝に訪れましょう!
ちなみに摩周湖があるのは、釧路市ではなく弟子屈(てしかが)町です。読めないですよね。
③屈斜路湖
続いて紹介するのは、阿寒摩周国立公園の一部でありながら名前から排除されてしまっている、なんとも可哀想な屈斜路湖(くっしゃろこ)。
「クッシャロ」という響きがなんとも北海道(アイヌ)っぽい。
コチラの湖も阿寒湖同様「温泉」が有名です。とはいえ屈斜路湖周辺の温泉は、「野生」というか…
野良の温泉がたくさんあります。
野良…つまりは「無料」の温泉ですね。
まず、定番なのが最寄の「川湯温泉駅」。その名の通り温泉街になっていて、駅にも足湯があります。
JRを利用して観光をする方は是非寄ってみて下さいね。
もうひとつが、屈斜路湖畔の「砂湯」。(上の画像を参照)
湖のそばの砂浜を掘ると、なんと湯気が!!
そう、湖自体が天然の温泉装置になっているんですよね~。裸足になって温もりを感じましょう。
温もりなんて表現しましたが、掘る場所によってはめちゃくちゃ熱いです。注意しましょう。
温泉と湖の水を混ぜて温度調節をしている強者もいます。
この他にも湖周辺には足湯がいくつか存在しています。もう、裸足で歩き回りたい(危ないので止めましょう)。
阿寒・摩周と比べるとレジャースポット色が強めです。摩周湖に至っては近づくことすらできないですしね。
ちなみに砂湯のすぐ横にある「湖の見えるレストラン」では、お土産を買ったり食事をしたり温泉を飲むことができます。
なんでも疲れていると辛く感じるとか。
私も気になって飲んでみましたが…まぁ、お湯でした。
ここのお土産屋さんはなんというか…「古い」感じです。タイムスリップした気分になれます。
湖畔には他にも「コタン温泉」なんてものも。
なんと無料の露天風呂です。もちろん混浴。公序良俗の範囲で楽しみましょう。
例えば…他の利用者がいるときに写真撮影をする、とかダメですからね。当たり前ですが。
④神の子池
お次は、摩周湖から更に奥地に存在する隠れた絶景スポット・神の子池。
この池の魅力は…とにかく青いこと!!
摩周湖は近くで見ることができませんが、コチラはすぐ側でその青さと透明さを味わうことが出来ます。
「青い池」といえば、美瑛にある「白金青い池」が有名ですが、神の子池も負けていない。
木々に囲まれた小さな池は神秘そのもの。まさに「神の子」といった具合です。
見て下さい!この透明度!!
魚が泳いでいるのも見ることができてしまうレベルです。
チラホラ泳いでいるので、池を訪れた際は是非探してみて下さい。
中でも、ここに生息する「オショロコマ」は日本では北海道でしか見ることができない希少なお魚です。見ることが出来たらラッキー?
ちっちゃいサケみたいな可愛い見た目をしています。美味しそう。
まぁ、千歳の水族館でも見ることができるんですけどね。
きっと摩周湖もこのくらい…いや、これ以上の透明度を誇るんでしょうね…
アクセスが非常に不便ですが、行く価値ありのオススメスポットですよ!!
⑤風蓮湖
続いては阿寒摩周から少し離れて、東へ。
風蓮湖は別海町と根室市にまたがる汽水湖です。
ラムサール条約に登録された偉大な湿地でもあります。
根室十景に数えられる、有数の観光地であると同時に、
タンチョウ(鶴)や白鳥など、多くの「渡り鳥」達が訪れるスポットでもあります。
10月中旬になると毎年、白鳥の群れがやってきます(日本最大の白鳥飛来地)。ぜひ秋に訪れたいところ。
また、冬になると湖が凍り付き、オオワシやオジロワシがやってくることも。
まさに自然のサファリパークです。時期を問わず何かしらの野生動物に出会うことが出来ますよ!
この湖の良いところは湖畔の道の駅「スワン44ねむろ」で、湖を眺めながらショッピングなどが楽しめるところ。
レストランでは名物の「エスカロップ」や「花咲ガニ」がいただけます。
海辺ということもあって、特有の心地よさがあります。根室方面に行かれる方は是非、風連湖で一休みしていきましょう。
ちなみに冬になるとワカサギ釣りが楽しめます。美味しいですよね、ワカサギ。
⑥知床五湖
最後に紹介するのは、やはりコチラ。
知床は、世界自然遺産にも登録されている北海道…日本を代表する自然スポットです。
半島全体が自然遺産であるため、この辺を通過するだけでも世界遺産を訪れたことにはなるのですが…やっぱり見て欲しいのが「知床五湖」をはじめとした知床国立公園。
五湖というだけあって5つの湖が存在するのですが、全ての湖を周ることのできる遊歩道を散策するには入場許可(有料)が必要です。
自然保護の目的もありますが、なんといってもクマが出る恐れがあるからなんですね。
クマに会わないために、また会ってしまったときの対処法を覚えるために、きっちりレクチャーを受けてから入りましょう。
また、クマの出没などにより急遽 散策ができなくなることもあるようです。残念ですが、安全のため引き返しましょう。
グルっと見て回るのに90分ほどかかるので、覚悟を決めて進みましょう。
これだけ聞くとちょっと怖いと思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
まぁ、完全に自己責任です。
それでも観光客が絶えないのは、やはり圧倒的な魅力があるからでしょう。
人の気配を全く感じられない大自然の中を歩くことが出来ます。
どこまでも広がる静かな原生林、そして出迎える野生動物たち(私が訪れたときは何にも出会えませんでした… クマに会うよりはマシです)。
「完全アウェー」な世界に思わず息をのんでしまいます。
野生動物たちの世界にお邪魔させていただくという意識を忘れずに楽しみましょうね。
ちなみにオススメは「三湖」です。
声を出すとクマが近寄ってこなくなると教わったので、終始
「すごい!」「きれい!!」「ジブリっぽい!!」
と叫びながら歩いていました。
アニメよりもアニメ…というか非常に幻想的なんですよね~
知床といえば、人気なのがこの「知床トコさん」。
シンプルでオシャレなグッズは、贈り物にもぴったりです。
なんともスタイリッシュ~
まとめ
今回は、「死ぬまでに一度は訪れたい湖沼」ということで、釧路・知床周辺の絶景スポットを紹介してきました。
阿寒摩周は有名ですが、その他の湖(や池)も満足して頂けること間違いなしです。
- 阿寒湖
- 摩周湖
- 屈斜路湖
- 神の子池
- 風連湖
- 知床五湖
いかがだったでしょうか?
道東旅行をお考えのみなさんの参考になればと思います。
また、今回紹介した湖沼は近隣地域とはいえかなりの距離があります(北海道ですから)。
全てを周るとなるとそれなりの時間がかかるので注意してください。
しっかり計画を立てて旅行に臨みましょう!
この記事を読んだだけでは、魅力は半分も伝わっていないと思うので、ぜひ自分の目と肌で「大自然」を堪能してくださいね!
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