【GLAY, ドリカム】北海道出身の歌手・バンドまとめ エピソードも紹介!!

北海道ネタ

「地方から上京して、音楽活動を!」

というのはミュージシャンの間ではよく聞くお話。

人気のミュージシャンの多くは、地方出身で、上京して活動している方がほとんどです。

中でも、数多くの一流ミュージシャンを生み、音楽大国として知られるのが「北海道」です。

広大な北の大地ではぐくまれた音楽センスと、地元への愛情を携えたくさんの音楽家が活躍しています。

今回は、北海道出身の歌手やバンドを、ベテランから若手までたっぷりご紹介。

1.中島みゆき(札幌市)

まずはこの方。

中島みゆきさんは、1975年にデビューしたシンガーソングライター。

「地上の星」「糸」「ファイト」といった数多くの名曲を残していますね。

また、TOKIOに提供した「宙船」が大ヒットを記録するなど、作曲家としても輝かしいキャリアを誇ります。

そんな中島みゆきさんの出身地は、北海道の中心都市・札幌

その後は、岩内、帯広と移り、帯広柏葉高校在学時に、音楽活動をスタート。

北海道出身というのを大々的に公言しており、「北海道出身アーティスト」といえば彼女!という方も少なくないでしょう。

2014年には北海道を舞台にした連続テレビ小説『マッサン』にて、主題歌「麦の唄」を担当。

まさに北海道を代表する代表的な歌手のひとりといえるでしょう。

2.吉田美和(DREAMS COME TRUE)(池田町)

1989年にデビューした音楽ユニット「ドリカム」ことDREAMS COME TRUE。

翌1990年にははやくも紅白歌合戦に出場するなど、90年代を代表する音楽グループのひとつとなりました。
「LOVE LOVE LOVE」「何度でも」、「未来予想図Ⅱ」など幅広い世代に愛される名曲が多数存在しますね。

バラエティに富んだポップ・ミュージックと、キャッチーかつ個性的な歌詞が印象的です。

ボーカルの吉田美和さんの高い歌唱力も魅力の一つです。

そんな吉田さんも北海道出身です。これも有名な話ですね。

虻田郡池田町生まれの吉田さんはなんと、中島みゆきさんと同じ帯広柏葉高校出身!

高校時代、元メンバーの西川隆宏さんと出会ったのがのちの活動のきっかけ…ということで。
柏葉高校…すご…

ちなみに、出身地である池田町には「いけだワイン城」という施設があり、そこにはドリカムの特設コーナーがあったり、イベントが行われたりしますよ。

3.大黒摩季(札幌市)

ドリカムとともに90年代のJ-POPシーンを支えた、女性歌手といえば、忘れてはいけないのが大黒摩季さんの存在。

92年にデビューしたのち、2作目の「DA・KA・RA」がミリオンヒットを記録し代表曲のひとつに。

続く93年には「あなただけ見つめてる」がアニメ『SLAM DUNK』のエンディングに起用されました。

一躍有名歌手の仲間入りをした彼女でしたが、所属事務所である「ビーイング」の意向で、メディア露出は少なく謎多きアーティストと銘打たれていました。

そんな大黒摩季さんも北海道の札幌市出身です。

2014年には北海道の長沼町立長沼中学校の校歌を書きおろし提供。

そのほかにも北海道内をめぐるローカルツアーを行ったり、北海道のイベントに多数出演するなど、強い北海道愛をうかがえます。

4.松山千春(足寄町)

北海道出身といえば、この方も!

シンガーソングライター・松山千春さん。

1977年にデビューし、翌年には選抜高校野球の入場ソング「季節の中で」をリリース。
冬至のフォークミュージックブームをけん引する存在となりました。

81年にリリースした「長い夜」が大ヒットし、続く「ふるさと」「夜よ中内で」もヒット。

老若男女問わず愛される、アイドル的な人気を誇りました。

そんな彼も言わずと知れた道産子。

出身地である足寄(あしょろ)町は、彼のブレイクを機に一躍有名になりましたね。
(そう思っているのは我々道産子だけ??)

足寄町の道の駅「あしょろ銀河ホール21」では、
「大空と大地の中で」をはじめ彼の代表曲がオンエアされています。

ちなみに「あしょろ銀河ホール21」には、松山千春コーナーがあり、様々な展示がなされているほか、松山千春グッズを購入することができます。

そのほかにも名産品の「ラワンぶき」料理が食べられるなど、おすすめのスポットです。

5.GLAY(函館市)

北海道出身者の中には、歌手だけでなくバンドマンもたくさん存在しています。

そんな北海道出身のバンドの代表格ともいえるのが、GLAYの存在。

1988年に北海道の函館市で結成されたGLAY。

94年に1stシングル「RAIN」でデビュー。
翌年にはアルバムがミリオンヒットを記録し、現在までに4作がダブルミリオンを達成するなど、日本を代表するロックバンドの一つとなっています。

中でも有名なのが、1999年に開催された『GLAY EXPO ’99 SURVIVAL』というイベント。

こちらは、20万人を導入し当時の世界記録に。いまだ語り継がれる伝説の一日となりました。

また、最初に書いたようにGLAYは北海道・函館市出身バンドとして広く認知されており、
自身らもたびたび北海道あるいは函館に関するネタを取り上げています。

中でも、函館ローカルチェーン・ハセガワストア「やきとり弁当」は、GLAYが取り上げたことにより、今では函館を代表するご当地グルメとして全国的な知名度を誇っていますね。

また、2014年には函館時代をうたった「MUSIC LIFE」という楽曲をリリース。
同曲は、北海道テレビ放送の大人気番組『ハナタレナックス』のテーマソングに起用されています。

6.サカナクション(札幌、小樽)

北海道出身バンドといえば、GLAYと並んでよく名前が挙がるのがサカナクション。

サカナクションは、札幌市で結成された5人組ロックバンド。

生音の演奏と、打ち込みのエレクトロサウンドを掛け合わせた独自の世界観が人気です。

「アルクアラウンド」「アイデンティティ」「多分、風」などの代表曲が存在します。

中でも2015年にリリースされた「新宝島」はYouTubeの再生数が2億回を突破するなど、大ヒットを記録しました。
当時の音楽シーンを象徴する名作ですね。

そんなサカナクションは、北海道石狩市の音楽フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL」がメジャーデビューの礎になったそうで… 北海道との縁の深さを感じます。

また、ボーカル・山口一郎さんは小樽市出身で、ラジオやテレビ番組等で、たびたび小樽のエピソードを語っています。

ちなみに、「小樽文学館」には、小林多喜二や伊藤正に交じって山口さんの資料が展示されています。すごい…

(余談ですが私のイラストも展示されたことがあります)

同じく小樽市出身のタレント・加藤浩次さんとも何度も共演しています。

7.the pillows(札幌市)

GLAY結成の翌年1989年に結成され、91年にデビューしたロックバンド・the pillows(ピロウズ)。

90年代のJ-POPとは一線を画す硬派なギターサウンドと、英語のような独特な発音が特徴的な日本語詞を武器に、日本のロックシーンを支える名バンドです。

彼らの代表曲である「ハイブリッド・レインボウ」を、BUMP OF CHICKENがカバーするなど、和宇多くのロックバンド、ロックリスナーに愛される存在です。

また、OVA『フリクリ』の音楽を担当したことがきっかけで、海外ファンも獲得。

以降も「サードアイ」「スケアクロウ」といったヒット曲をリリースしています。

ピロウズといえば、メンバーの名前が漫画「けいおん!」のキャラクターの名前の由来になったことでも知られていたり…
『SKETDANCE』の作者・篠原健太さんがファンであると公言していたり…
漫画家に愛されるバンドでもあるんですよね。

そんな彼らの出身地も北海道の札幌市。
北海高校在学中に結成されました。

ちなみにボーカル・山中さわおさんは小樽市銭函育ちです。

8.eastern youth(札幌、帯広)

北海道出身のバンドはまだまだいます。

お次は、eastern youth(イースタン・ユース)。

eastern youthは1988年に結成されたロックバンド。

バンドブーム最中の80-90年代、アングラなオルタナティブ・ロックシーンを代表する一組。

90年代に日本における「エモ」を牽引した伝説のバンドで、
アジカンやナンバーガールなど以降のJ-ロックに多大な影響を与えました。

ボーカル・吉野寿さんの手がけるシンプルなギターサウンドに乗せた、文学的な日本語詞が心にぐっと突き刺さります。

代表曲「夏の日の午後」「男子畢生危機一髪」などを収録した
アルバム『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』は、多くのロック・リスナーにとってアンセムとなっています。

2009年には吉田さんが心筋梗塞で倒れ、活動休止を余儀なくされましたが、
回復後は再び音楽活動を続けています。

2020年にリリースされたアルバム『2020』はオリコンチャートでバンド史上最高位を獲得するなど、長く愛される存在ですね。

そんなeastern youthは札幌で結成されたバンド。
ちなみにボーカルの吉田さんは帯広市出身です。

北海道出身アーティストによるイベント「極東最前線」を主宰しているなど、
地元愛の強さを感じられます。

9.bloodthirsty butchers(留萌市)

1986年に結成されたロックバンド、「ブッチャーズ」ことbloodthirsty butchers。

前述のeastern youthとともに北海道・札幌市のロックシーンを牽引した存在。
独特の歪の効いたサウンドや歌詞の世界観が魅力のオルタナティブロックバンドです。

ナンバーガール・ZAZEN BOYSの向井秀徳氏や音楽プロデューサー・會田茂一氏をはじめ、
国内外問わず多数のミュージシャンから高い支持を得ています。

そんなブッチャーズが結成されたのは、北海道北部に位置する・留萌市

地元の留萌工業高校と留萌高校の生徒で前身バンドが結成され、1年後にブッチャーズとしての活動を開始。しばらく札幌を拠点に活動したのち、上京しメジャーデビューを果たしました。

1999年に北海道で開催された「RISING SUN ROCK FESTIVAL」の記念すべき第一回に出演した唯一の地元出身バンドでもあります。
まさに北海道を代表するロックバンドのひとつです。

また、2023年には地元・留萌市でイベントが開催されました

ちなみに同郷のバンド「怒髪天」とは高校時代から長い付き合いがあります。
この時期の留萌市はアツい!

10.NOT WONK(苫小牧市)

今回最後に紹介するのは、ロックバンド・NOT WONK。

2010年に結成され、2015年には銀杏BOYZ・我孫子真哉氏が主宰する「KilaKilaVilla」から1stアルバムをリリース。

轟音のギターが鳴り響くハードな楽曲から、ギターポップの要素を取り入れたさわやかなナンバーまで、
幅広いロックサウンドを魅せる姿は、まさにオルタナティブ!

北海道が生んだ期待の新星です。

とはいえ、主催イベントでASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文(gotch)氏と共演を果たすなど、
はやくも新世代のギターロックを牽引する存在として地位を確立しています。

そんなNOT WONKが結成されたのは、北海道の第四都市・苫小牧市
アイスホッケーや製紙工業が盛んな街ですね。

苫小牧の高校の先輩後輩で結成され、大学進学などを挟んだのちにデビューという経歴を持ちます。

2024年にはNHK総合・北海道で、ボーカル・加藤修平氏の特集が放送されるなど地元・北海道を中心に各種メディアから多くの注目と期待を集めている彼ら。

今後の活動が楽しみですね。

まとめ

今回は北海道出身のミュージシャンを、10組紹介してきました。

ロックバンドが多くなってしまったのは、ご愛嬌ということで…

このほかにも北海道出身のアーティストはたくさん存在します。

今回は紹介しきれませんでしたが、アイドルとか、プロデューサーの方とかね。
クラシックや、ジャズなんかもですが。

今後も北海道から様々なアーティストが誕生し、世界に名をとどろかせてくれることでしょう。
楽しみですね。

それでは今回はこの辺で。

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