2021年7月17日・18日に真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催された「SPITZ JAMBOREE TOUR 2021″NEW MIKKE”」に参加してまいりました。
本日は「ライブレポ」ということで、覚えている範囲で今回のライブの魅力をまとめてみました。
両日参加ですが、1日目をベースに、相違点のみ2日目にもフォーカスを当てていきますよ。
…と、その前に。
今回のライブが開催されることになった経緯を振り返ってみたいと思います。
その発端はといいますと…
昨年4月にhitaruで開催されるはずであった「MIKKE」札幌公演が、新型コロナウイルスの流行に伴って度重なる延期の末「中止」になりました。
ライブイベントは多くの人が集まります。その分感染のリスクも大きくなります。
とはいえ、ミュージシャンにとって(特にメディア露出の少ないスピッツは)ライブは欠かせないものです。同時にファンにとっての「繋がりの場」でもあります。ミュージシャンとのつながりは勿論、ファン同士のコミュニケーションであったり…
命とも言えるライブを中止にすることは、当然簡単な選択ではなかったと思います。
そんな中で、ファンのために、日本のために、世界のために英断を下してくださったことを深く感謝申し上げます。
この決断で残念に思うファンはたくさんいたと思います。そりゃみんな悔しいですよ。それでも今は我慢の時なんだ、と言い聞かせて、スピッツの音源を聴いて過ごしていました。
そんな中、今年に入りこの様なニュースが耳に入ってきました。
SPITZ JOMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE”開催決定。
本当に嬉しかったです。
2年越しのツアー、3年ぶり(?)の北海道公演…私にとっては4年ぶりのライブ。
とはいえ、コロナが終息したわけではなく、なお戦いの日々にあります。
RSRも、ロッキンも、京都大作戦第2週も中止になりました。
万全な感染対策を行うとはいえ、リスクを懸念し参加を断念した方も多いと思います(特に遠方の方は)。
そんな方たちが救われる未来、気にせずみんなで盛り上がれる未来が来ることを願っています。
それでは、来れなかった方も、時間を共にした方々にも楽しんでいただけるよう、2日間のライブの様子をじっくりと振り返っていこうと思います!
ここから先はネタバレを含みます、盛大に。
ご了承いただける方は、下へとお進みください♪
いざ…再会へ!
再会へ(会場の様子とグッズ販売)
まずは、会場のある真駒内へ。
普段は使わない札幌市営地下鉄「南北線」での移動でした。地下鉄とはいえ途中から地上を走るんですよね。もうわけがわかりません。まあそんなことは置いておいて…
地下鉄内はコロナ以前と比べると乗客が少ない印象を受けました。なんなら乗ってる人は全員ライブに向かう人なのではないか、と… グッズを身に付けている人もチラホラ。
そして、到着した真駒内。札幌市南区真駒内… 暑すぎる。
ライブの興奮とか熱気とか、そういうのではない。とにかく暑すぎる。
一応言っておくと、こんなに暑いのは…珍しいです。雨じゃなくて良かったですが…
アリーナ前に到着すると…いっぱい見えますね~「NEW MIKKE」の文字が。
私もせっかくなのでTシャツとタオルを購入。記念品ですね。Tシャツの背面の「!」がお茶目です。
チケットの不正取得や転売、コロナ対策として様々な手続きがありましたが…入場は案外すんなり。
スタッフの皆様、的確な指示、速やかな誘導…ありがとうございました。
無事入場し、会場へ。1日目はアリーナのど真ん中、2日目は下手側の2階席でした。
さて、いよいよ。夢の時間が始まりますよ!
本編レポート
アナウンスが終わり、会場が暗くなり…ライトと共にメンバーが登場。
1曲目に披露されたのは…
01.見っけ
再開の調べは、やはりこの曲。
今回のツアーの表題アルバム『見っけ』より、オープニング曲「見っけ」。
“醒めない”ツアーのときも1曲目は「みなと」でしたし、歌詞の内容的にも間違いないだろうと思っていました。
…が、やっぱり嬉しかったです。思い描いていた「見っけ」を遥かに超えてきました。
ハリのあるスネアの音、ヘビーなベース音、尖ったギター…そして力強い歌声。
生演奏での躍動感や、音源では感じられないライブ感がありました。
ライブでこの曲を聴いて、あらためて「良い曲」だなぁと思いました。ここ最近のスピッツの楽曲”らしい”クリアなロックですね。
みずみずしい…けどベテランのなせる技というか、安心感があって。
いろんな音楽を聴きますが、この曲を聴くと「帰ってきた」気分になります。
何事においても「帰る場所」があるというのは尊いことだなぁ…そう思うことが出来るんですよね、スピッツを通じて。
02.はぐれ狼
再会の興奮も冷めぬまま、すぐさま次の曲へ。
高校野球か、というくらいテンポが速いです。おかげでたくさんの曲を聴けるわけですが。
2曲目はこれまた『見っけ』より「はぐれ狼」。
序盤から新曲が続きます。とはいえアルバムが出たのは2019年ですが…
イントロが良いですよね、この曲。
短いですが非常にポップで、それでいてロックで。
歯切れの良いサウンドに乗せられる草野さんの伸びやかな歌声がたまらないです。
そして早速動く田村さん。今日は最初から元気が良いですね。選曲の影響でしょうか?
生音で聴くと、より楽しい楽曲ですね。ベースとスネアの主張が激しくて。
あの音を聴くと「ライブに来たな~」という気持ちになります。
シンプルな楽曲だからこそ、演奏技術の上手さが光りますね。音の粒がはっきりしていて気持ちいいです。
03.エスカルゴ
出ました!「エスカルゴ」!!
“3050”でも披露していました(多分)。アルバム『三日月ロック』からの1曲です。
イントロのスネア連打からの「ジャカジャ―――ン」が良いですよね。
ロックといえば8ビート。シンプルなバンドサウンドがやっぱり好きです。
なんといってもノリやすい。会場の一体感が、嬉しかったです。
楽曲としても結構お気に入りでして。シンプルでリズミカルなベースラインであったり、力強いパンクなドラムであったり、間奏のギターソロであったり…
非常に真っ直ぐなロックですよね。そこに乗せた歌詞も素敵です。
あんまり詳しくないんですけど、ファンからの人気は高そうですよね。というかアルバム自体が人気なイメージです。
今回は序盤から飛ばしてきますね~アツいです。
前回のアルバムツアー”醒めない”ではシックなオープニングが特徴的だったので、どちらかというと”3050″に近いですね。
お祭り感が楽しいです。まさにJAMBOREE。
04.けもの道
軽快なビートが終わり、まさかのベースソロ。
「ここで?!」と思った方も少なくないはず。
そう、4曲目は…「けもの道」!!!
これまた『三日月ロック』からの選出。ライブといえば三日月ロックですよね~。
前回ライブレポを書いた”猫ちぐらの夕べ”でもトリは「ハネモノ」でしたし。
ノリが良い曲が多いです。
軽快でアップテンポのAメロBメロと、ハーフテンポで壮大な印象のサビのギャップが良いですね。
前向きな歌詞も魅力的です。元気をくれます。
“猫ちぐら”でこそやりませんでしたが、ライブでは定番の楽曲ですよね。
とはいえこの曲、ライブの後半で披露されることが多いので、序盤での演奏は新鮮でした。
“3050”でも「8823」を序盤にやっていたりしましたが。
どういった経緯でこの順番になっているのか、気になるところです。
サプライズ的な選曲に思わず拍手も大きくなってしまいます。
05.稲穂
続く5曲目は、アルバム『色色衣』より「稲穂」。
草野さんの弾き語りによる歌い出しが印象的です。
正直アルバムで最初にこの曲を聴いたとき、あんまりピンとこなかったんですよね…
なんというか、正直そういう曲ってありませんか?
でも、こう何年も聴いているとどんどん好きになってきたり…
いわゆる「スルメ曲」みたいなやつが人それぞれあったりすると思うんですよね。
私の場合はその1つが「稲穂」というわけです。
軽快なリズムが癖になります。
楽曲の構成も特徴的ですよね。
Aメロがサビで、BメロがCメロっぽいというか…面白いです。
そしてライブだと手拍子があったりして楽しいですね。
より明るいイメージがあります。
ライブで印象が変わる曲って結構ありますよね。
それも一つの楽しみです。
MC1
ここで一旦MCが入ります。
いつも通り草野さんの「こんばんは~スピッツでーす」。
…いつもと違うのは、返答の「拍手」。
声出しNGのライブということで、少しレアなシーンでした。
さて、何のお話をしていましたかね…
「久しぶりの北海道」みたいな話をなされていた気がします。
「いつ以来?」という流れになって「FM ROCK KIDS」の話をしていました、多分。
BLUE ENCOUNT(ブルエン)の名前が挙がっていましたね。
「セコマのヨーグルト」の話はここでしたっけ?
ライブの帰りに買った~みたいな方もいそうですね…美味しいですよね、アレ。
恒例の「後ろの方~」「2階席~」みたいな流れもここでやっていた気がします。
「後ろの席になっちゃった人には、これからいいことがあります」みたいなことも仰っていましたね~。
私はど真ん中だったので、「どこなんだ」と困惑しました。気持ちは1番前だったので「前のほうの方~」のときに拍手をしましたよ。
土曜日のMCはこんな感じでした。
日曜日はというと、会場である「セキスイハイムアイスアリーナ」の名前に食いついて、「積水ハウス」の歌を弾き語っていました笑
その後ちゃんと「セキスイハイム」の歌も歌っていましたよ。
何でも両者は全く別の企業らしく、草野さん曰く「スピッツとSMAPくらい違う」らしいです。ヤマサとヤマキみたいなもんですかね…?
さて、演奏へと戻ります。
06.遥か
特徴的なスキャットでの再開。
6曲目は23rdシングル「遥か」。またもや『三日月ロック』からの選曲ですね。
「遥か」と言えば言いたいことがあるんですよ。この曲は先に述べたようにシングル曲なのですが…
何故かカップリングの「船乗り」ばかりが話題に上げられるんですよ(あくまで印象の話)。
勿論、「船乗り」は大好きですが、コチラも負けていません。
スキャットからのドラムのフィルインとか良くないですか。ちょっと溜めの効いた感じの。
ミドルテンポのハーフタイムシャッフルが、全体を通してぐらっとする絶妙なバランスを生んでると思うんですよ。ちょっと不安定でくぐもった感じの。
あのわけのわからない(失礼)MVからは想像がつかないほど幻想的で美しい楽曲です。
そして、生演奏だとよりその魅力が凝縮されますね。フワフワとした世界に引き込まれてしまいます。
生で聴いてみたかった楽曲だったので嬉しかったです。
07.快速
草野さんの透き通った歌が終わり、7曲目に。
ここで再び『見っけ』から「快速」。
この楽曲、アルバムで初めて聴いたとき衝撃的じゃなかったですか?
今までにない感じというか…とても新鮮な気がしました。
私の周りには「快速を聴いてスピッツに興味を持った」なんて方も…渋いですね。
とはいえイントロの軽快なアルペジオや力強いベースサウンドにしっかり「スピッツ」を感じられます。
ライブでの快速はというと…
やっぱりイントロのアルペジオで盛り上がりましたね! 「お、来た来た!」って感じで。
音源だとどちらかというと「クール」な印象があったんですけど、ライブで聴くと結構アツい感じがしましたね。
張ったような歌い方をされていたからでしょうか…いや、多分ベースですね。
本当に今回は序盤からテンションの高い田村さんが見れて嬉しいです。スピッツのライブはこうでなくちゃ!
08.放浪カモメはどこまでも
8曲目はダンサブルなビートが特徴的なこの曲。
『ハヤブサ』収録の「放浪カモメはどこまでも」。
こちらも「けもの道」なんかと同じでライブの定番曲という印象があります。
特に最初の盛り上がりというか、「序盤の曲」のイメージです。
4つ打ちっぽい楽曲ってスピッツにはいくつかあるんですけど(ラズベリーとか、不思議とか)、この楽曲はAメロとサビでビートが異なるのが印象的ですよね。
﨑山さんのタム回しが基本的に好きです。渚とか、ああいう感じの。
軽快なドラムがスピッツのサウンドをより豊かにしていますよね~。
ダンサブルとは言ったもののちょっぴり気だるい感じが良いですね。ヒップホップではなくディスコな感じのレトロさが。
あとは『ハヤブサ』の特徴的なノイジーなサウンドが痺れます。あの時代のスピッツのサウンドってクセがありますよね。マニアックな感じがファンにとってはたまらないです。
ちょっと暑苦しいベタつく様な感じが、夏らしくて風情があります。外は暑すぎですが。
09.ワタリ/点と点
放浪カモメで盛り上がったあとは、これまたアツいハイテンポなロックチューン。
土曜日は、『スーベニア』から「ワタリ」。
なんとなく今回のライブはスーベニアの楽曲をやってくれそうと予想していたので、「来た!」という感じでした。
アルバム『スーベニア』は、夏っぽい曲が多いですよね。サウンドも結構特徴的で…
なんというかプロデューサー・亀田誠治さんの色が全面的に出ているというか。
中でも「ワタリ」は軽快でキャッチーなメロディーと、ロックなサウンドが魅力的ですね。
イントロのアルペジオが好きなんですけど、間奏で同じフレーズを弾くのが良いんですよね。
ちょっと不穏な感じが癖になります。
日曜日はというと…『さざなみCD』より「点と点」。
この曲良いですよね~。初めて聴いたときからずっと好きな曲です。
イントロのキレッキレなギターとか、メロディアスなベースラインとか…
照明もバチバチでしたね。
“猫ちぐらの夕べ”は着席ライブだったので、こういった演出が出来なかった分、楽しみにしていた方も多かったのではないでしょうか?
『さざなみCD』に関しては別の記事で全曲レビューもやっているので、そちらもご参照ください。
前半戦の山場といった印象の9曲目…けれどもお次はもっと盛り上がるあの曲で…
10.ラジオデイズ
10曲目は、最新アルバム『見っけ』より「ラジオデイズ」。
アップテンポでパワーポップなコチラ。
『醒めない』以降のスピッツサウンドを代表する1曲ではないでしょうか。
ポップな方向にも、ロックな方向にも前進したサウンドです。
しかしアップテンポな楽曲というのは良いですね。楽しいです。
ライブで一番ノリやすいのはアップテンポのパワーポップですね(←さっきと言っていることが違う)。
イントロの軽快な演奏も良いんですけど、歌に入った後、Aメロのちょっと重たい感じも好きですね。
Bメロからサビにかけての盛り上がり方も素晴らしいです。生だとよりいっそう迫力がありますね!
ラジオというちょっと懐古な題材を令和のサウンドで歌い上げるというのが、長くバンドをやっているスピッツならではのアプローチだなぁという気がします。
ラジオデイズといえば、Tシャツも売ってましたね。ラジオ柄、ど直球ですね。
スピッツのグッズって真面目なのか受け狙いなのかわからないラインをせめてることが多いんです。
…あ、いい意味で、ですよ…? ゆるい感じが…いいじゃないですか。
MC2
ここで2度目のMCタイム。
今年でデビュー30周年。
記念配信でも仰っていましたね、「結成30周年も祝ってもらってたから、ちょっと詐欺っぽい」と。
結成30周年は自分たちの、今回は周りの人たちの記念なんてこともお話されていました(紫の夜ラジオで)。
そして、7月17日で結成34年。「スピッツ」としての初ライブが7月17日だったんですね。
﨑山さんと三輪さんが通っていた文化服装学院の夏祭りライブ…一体どのようなものだったのでしょうか。
草野さんが「34年前、みなさんは生まれてなかったと思うんですけど」というトゲのあるジョークを仰っていましたが…私は実際に生まれていなかったので。
歴史の長さを痛感しますね。自分が生まれたときにはロビンソンや楓を経て既に国民的ロックバンドになっていたわけですから。
あとは、田村さんが「あのライブは今と立ち位置が違った」というお話をされていました。ベースとギター…つまり上手と下手のポジションが逆だったんですね。
それもあって、田村さんが今日は頻繁に上手側に行っていたわけですか。
一般的には上手にギター、下手にベースが多いです(ブルーハーツもそう、と草野さんが仰っていました)が、ミスチルは逆なんですよね。
これについては、「彼らの反発精神によるものだ」と断言していました笑
ミスチルって結構トガってますよね。良いバンドです。
日曜日も同じく北海道についてのお話をされていました。
「ますやパン」や「コーチャンフォー」など北海道ネタには結構尽きませんね。水曜どうでしょうの名前も挙がっていました(o_n)。
あとは、アキラ100%さんの話題になっていましたね。
あいみょんさん(草野さんは呼び捨てにしていましたね)とかsumikaの片岡さんとか、上白石萌歌さんとか…ミュージシャンは勿論、お笑い芸人にもスピッツのファンの方が沢山いらっしゃいますよね~。
そういえば土曜日にはここ(?)で「優里くんがスピッツをカバーしてくれて」みたいな話の流れで、「ドライフラワー」をちょこっと歌っていました。
勝手にカバーシリーズも、ツアーのお馴染みですね。
北海道の様々なものを受けてこのメロディーが出来た、とのフリから次の曲が始まります。
11.優しいあの子
北海道が舞台の朝ドラ『なつぞら』の主題歌となったのが、42ndシングル「優しいあの子」。
アルバム『見っけ』にも収録されています。
北海道にまつわる楽曲としては「雪風」もありましたよね。あちらは冬の北海道ですが、こちらは夏です。
道産子なので地元自慢のように聞こえてしまうかもしれませんが、北海道の夏って素晴らしいんですよ。
梅雨がないとか、湿度が低いとか色々あると思うんですけど、自然の青々しさと、強い日差しが気持ちいい。
暑くてもあんまり嫌じゃないんですよ、爽やかなので。この土日は普通に暑かったですけど。
スピッツが歌う夏ソングと本当に相性が良いんですよ。じりじりとしていても、清々しい。
そしてこの曲を生で聴くのは初めてだったのですが…良いですね、ライブの優しいあの子。
アコギのストロークと歌い方に力強さを感じます。そしてサイケデリックなギターソロも心地よい。
音源は結構さらっとした印象なのですが、生ならではのエネルギッシュなサウンドが魅力的でした。
北の大地の壮大さを連想させますね。
12.ヒビスクス
シリアスな雰囲気のピアノから始まるこの曲。
2016年リリース『醒めない』に収録されている「ヒビスクス」。
最近のアルバムな気がしていましたが…もう5年前なんですね…
この曲が始まる前に、ステージの天井が低くなる演出がありましたね。
小さい箱でのライブをイメージした演出なのでしょうか。
この曲を生で聴いたのは”醒めない”ツアー以来のことでした。
サビでガラッと変化する楽しい楽曲なんですけど、演出も相まって聴き入ってしまいました。
こういったクールな曲を夏に聴くのも乙ですね。
会場の雰囲気が一気にクールなモードになり、外の暑さなど忘れてしまいます。
音楽の持つ、スピッツの持つパワーを実感しました。
ライブって良いですよね。
13.プール/水色の街
ドラマチックなアウトロを終え、13曲目は…土曜と日曜で違いました!
どちらも素晴らしかったですよ!!
まずは1日目。
披露されたのは、『名前をつけてやる』より「プール」。
ファンの間で絶大な人気を誇る2ndアルバムから、これまた人気の「プール」。
正直こんな昔の曲を披露するとは思っていなかったので驚きました。
そして、リリースから30年経った今のスピッツが演奏すると、違った印象を受けますね~。
ちょっとスタイリッシュな感じがするとともに、サウンドはよりラウドな印象でした。
サイケデリックなギターがイマっぽくて好きです。
水色の照明が綺麗でしたね~。ヒビスクス同様涼しげな印象がありました。
音源は蒸し暑い感じがありますが、ライブだと爽やか。プールに行きたくなります。
そして2日目は…「水色の街」。
またも『三日月ロック』からの選曲です。名盤ですからね。
この曲はイントロがなく、草野さんの弾き語りから始まるんですけど…たまらなかったですね!
ちょっとレトロな雰囲気のギターサウンドに乗せるクールなボーカル。
以前30周年の記事でも書かせていただいたんですけど、個人的にこの曲が大好きで…
というかスピッツにハマるきっかけとなった曲が「水色の街」なんですよね。
まさか、ライブでこの曲を聴くことが出来るとは…嬉しいサプライズでした。
何と言ってもドラムですよ。
シンプルでクールなサウンドの中で響くハリのあるドラムがとにかくカッコいい。
﨑山さんはスネアの音は勿論、シンバル類の音がとにかく綺麗。ベテランのなせる技というか、とにかく丁寧ですよね。
そんなわけで両日、予想外の名曲が披露され大満足でした。個人的にはこの13曲目が最も印象深かったです。
14.まがった僕のしっぽ
さて、14曲目は『見っけ』より「まがった僕のしっぽ」。
3拍子のファンタジックなあのイントロが流れて、最初に思ったのが…
「この曲、やるんだ!」
何というか3拍子だし、というかそれ以前にとにかく変な曲なので、あんまりライブ向きな印象が無かったんですよね…難しいじゃないですか、客としても。
途中で曲調がガラリと変わり、4拍子になり、急に3拍子に戻る…
聴けば聴くほど凄い曲ですよね、コレ。
というか、これって生で演奏できるんだろうか…なんて思ったりもしていたんですけど…
凄かったですね。
なんであんなに息ピッタリなんだろうと、衝撃を受けました。
リズム感とか、テクニックとか…本当に凄いですよ。
改めてレベルの高さを感じられましたね~。まんま音源でしたもんね…
あとは照明も凄かったですね。
緑と赤のライトが印象的でした。
そのあとの白いビカビカとした閃光も…
あれって弾きづらくないんですかね?…いや絶対弾きづらいと思うんですけど…
結論としては、ライブでのこの曲…とても楽しかったです!
MC3
さて、ここで一旦MCを挟むわけですが…
すみませんあんまり覚えていません笑
どんな話をしていたかはなんとなく覚えてはいるんですけど、その話をしていたのがどのタイミングかまでは正直微妙です…
それでは、代わりに1回目のMC(?)の中で話していたスケートのお話でも…
会場が「アイスアリーナ」であったことから土曜日はスケートの話を頻繁にされていました。
草野さんがですね…「九州出身だから出来ないと思ってるでしょ?…できないんですよ」と仰っていたのは鮮明に覚えています。
「生まれたての小鹿みたいに…」と実際に脚をプルプルさせて語っていました。
北海道の人はスケートとかスキーとかが得意、なんて思われがちですけどどうなんでしょうね…
私はスキーは得意ではありません。スケートもほとんどやったことがないのでなんとも…
日曜日は、昔MCについて浜田省吾さんにダメ出しを食らったなんてお話をなされていました。
「新千歳空港から札幌に向かう途中、牛が居ました(以上)」みたいな…by草野マサムネ
今もそんなに変わらない気がしますが、ゆるーいトークもスピッツのライブの醍醐味でしょう。
15.青い車
演奏が再開して、15曲目は9thシングル「青い車」!
アルバムで言うと『空の飛び方』収録ですか。良いアルバムです。
軽快で爽やかなギターロックチューン…
まさに、スピッツ!と言った印象の名曲です。
世間的にもスピッツといえばこんなイメージなんじゃないでしょうか。
歌詞もサウンドも夏っぽくて良いですよね~。
海岸をドライブしているような、涼しげな、それでいてアツい疾走感があります。
この楽曲の好きなポイントはベースですね。
メロディアスでポップなベースラインが印象的ですよね~。
好きなベースラインランキング(個人調べ)でも文句なしで上位に入る楽曲です。
爽やかで明るい雰囲気の照明も相まって、会場が一体となって夏を感じられた1曲でした。
16.YM71D
盛り上がる会場、続いて演奏されたのは…
『見っけ』より「YM71D」。
アルバムリリース時、話題になっていた1曲ですね。
かく言う私も衝撃を受けたリスナーのひとりです。
スピッツがこういったベタベタのファンクをやるのって、初めてですよね??
リズム感といい、カッティングといい…
そもそもカッティングが珍しい気がします。全くやらないというわけではありませんが…
ファンクとかソウルミュージックが好きな私は一発で虜になりましたよ。
それでいてしっかりスピッツのロックであるところも良いですよね。
あとは、しめ方ですね。
音源だとフェードアウトする終わり方なので、ライブではどうするんだろうと気になっていましたが…
カッコよかったですね!
スタイリッシュでオシャレでした。
スパイダーや俺のすべてのようにアレンジの効いたアウトロを楽しめる1曲です。
今後のライブでどうなるか楽しみですね。
17.ロビンソン
話題の新曲の後は、26年前の大名曲。
J-POPを代表する名盤『ハチミツ』収録の「ロビンソン」。
スピッツの顔とも呼べる楽曲ですね。
ロビンソンを聴かないことには終われない、ライブでも定番のこの曲。
今回も良かったですね。何年たっても色あせないメロディー、歌声、アルペジオ。
イントロは勿論ですが、サビの切ないアルペジオがたまらない。
今回はゴリゴリのベースサウンドと甲高いスネアの音も印象的でした。
このふたつは今回のライブ全体を通じて言えることだと思います。
生演奏で何度も聴いたことがあるこの曲ですが、聴くたびに「すごいなぁ」と思ってしまいますね。
リリースからこんなに時間が経っているのに、生まれる前の曲なのに、生で聴くことが出来る。
スピッツの皆さんが、誰一人欠けることなくここまで音楽を続けて下さっているのが本当に嬉しいですね。
この世界にロビンソンがあって良かった、スピッツが居て良かった。感謝しかありません。
18.ありがとさん
お次はふたたび『見っけ』から「ありがとさん」。
この曲良いですよね。
なんか近年のスピッツといった感じがして気に入っています。
シンプルなバンドサウンドがたまりません。
イントロのゴリゴリなベースが良いですね。そして使ってましたね、ヘッドレスベース。
田村さんといえばリッケンかジャズベースのイメージがやっぱり強いので、レアなものを見ている気分になれます。
ま、最近は他のを使うことも多いのですが…
あとは、アウトロ前の弾き語りパートですね。
今回のライブ(特に土曜日)は、グレッチの音が素晴らしかったですね!
単純にグレッチの音が好きなだけかもしれませんが、きらびやかでとても綺麗でした。
草野さんが弾くグレッチは力強く無駄のない、本当に美しい音がしますよね~
生で聴くと一つ一つの音が生き生きとしていて面白かったです。
19.楓
ライブも終盤。
ロビンソン、ありがとさんと来て、19曲目は「楓」。
コチラもスピッツを代表する名曲ですね、アルバム『フェイクファー』収録です。
ライブバージョンの見どころ(聴きどころ)は、何と言っても「落ちサビ」の草野さんソロ。
アコギの音が、歌声が…本当に美しい。圧巻ですね。
先ほどの「ありがとさん」でもお話いたしましたが、草野さんのストロークって本当に綺麗ですよね。
粒だった、キレのある、強い生命力を感じる音。
それを最も感じられるのが、やっぱり「ライブの楓」でしょう。
サイケデリックな三輪さんのギターサウンドや、繊細でぬくもりのあるリズム隊、
クージーさんの奏でるピアノの鮮やかなメロディ…
全てが至高! もう、芸術ですね。
何度でも聴きたい名演です。
MC4
三度目のMC同様あまり覚えていない4回目のMC。
覚えてない、というかかなり短かったと思います。
「ずっと立っている方、大変でしょう」と気を遣っていた場面がありました(このタイミングかはわかりませんが)。
なんか、それを聞いて斉藤和義の「ベリーベリーストロング」の歌詞を思い出したり…
まだまだ盛り上がっていきましょう、とついにライブも終盤戦です。
20.渚
これまた大名曲、14thシングル「渚」。
アルバム『インディゴ地平線』に収録されています。ライブで披露されるのはコチラのアルバムバージョンですね。
このイントロを聴くとテンションが上がってしまいます。
もともと好きではあったんですけど、ライブで聴いてより好きになった楽曲です。
ライブでの一体感が良いですよね。
そしてこの楽曲の一番の魅力は、やはりドラムでしょう。
何度聴いても…凄すぎる。素人には何が起こっているのかさっぱりわかりません。
メタルなどにみられる激しくて勢いのあるドラムや、フュージョンのリズミカルなドラムのカッコ良さとはまた違う、
ロックの範疇で披露される、精密で色鮮やかなドラムが美しい。
あのリズム感…羨ましいですね…
二日目は2階席だったため、﨑山さんのプレイイングが良く見えました。
力強くも力の抜けた自然な演奏がカッコいいですね。
「スピッツのドラム」を最大限に感じられる楽曲です。
21.8823
お次はライブの定番曲「8823」。アルバム『ハヤブサ』の表題曲です。
“猫ちぐらの夕べ”は着席ライブということで、披露されなかったこの曲。
ようやく生で聴くことが出来ました!!久しぶり!!!
この曲もドラムがカッコいいですよね。「渚」以上に何が起こっているのかわからない。
軽快なビートの中で金物が良いアクセントになっていますよね。
そして、草野さんのギターが良い!
草野さんのギターソロが聴ける数少ない楽曲です。
グレッチは土曜の音が良かったですが、ストラトは日曜の音が好きでした。
真っ直ぐでクリーンで伸びやかな音。
一流のボーカリストでありながら、一流のギタリストなんですよね~。
思わずうっとりです。
久しぶりに聴きましたが、やっぱり盛り上がりますね~。
スピッツのライブが帰ってきた! そう実感しました。
22.俺のすべて
これまた、ライブの定番曲「俺のすべて」。
この曲といえば収録アルバム『花鳥風月』のデラックス版『花鳥風月+』が9月15日にリリースされますね。
今から楽しみです。
この曲ってロビンソンのB面なんですよね。
もし「俺のすべて」がA面になっていたら、今頃スピッツはどうなっていたのでしょうか?
ときどきそんなことを考えたりします。
さてこの曲…ギターを持たないレア草野さんが見れる1曲です。タンバリンを持ってステージ中を駆け回ってくれます。
良いですよね~、お祭り感があって。手拍子の一体感も気持ちいいです。
田村さんがこの曲で動き回るのはいつものことですが、というかこの曲じゃなくてもウロウロしているんですけど、
三輪さんも結構動き回ってくれます。
アウトロのギターソロでは、草野さんが左右のステージに行っている間に、ど真ん中で弾いていたりもします。
カッコいいですよね~、普段とのギャップが。
そして、突然のドラムソロ。
普段は「8823」の前に披露されることが多いので、ちょっと特殊な感じがしましたね…
とはいえこの後、更にスペシャルなできごとが…
23.紫の夜を越えて
「俺のすべて」でフィニッシュ!&退場…かと思いきや、まだ終わらない!!
これ、驚きましたよね?!
そして披露されたのが、2021年にリリースされた最新曲「紫の夜を越えて」。
この曲をやってくれるとは!
だって、リリースのタイミング的に”MIKKE”ツアーではやっていないわけですからね…
こんなに早くこの曲を生で聴くことが出来るとは思いませんでした。
柔らかい照明の中響き渡る三輪さんのアルペジオが幻想的でした。
サビのチカラ強いスネアの音やベースが心に刺さります。なんとも気持ちいいサウンドです。
爽やかで、それでいてダークな雰囲気がカッコいいですよね。
『小さな生き物』あたりからこういった曲が増えた気がします。大人の魅力を感じられます。
生で聴くと独特の味わいがありますね。癖になりそうです。
「紫の夜を越えて」が終わり、ここでライブは一度終わりをむかえます。
クールな終わり方でしたね。
草野さんの「スピッツでした!」が良いですよね、なんかサラッとしていて。
声を出すことが出来ない分、精一杯の拍手で送りだします。
3年ぶりのライブ、やっぱり楽しい!!
さて、鳴りやまない拍手の中… スピッツが再び登場!
アンコールのはじまりです!!
EN1.群青/恋のうた
土曜日の1曲目は、『さざなみCD』より「群青」!
ポップでダンサブルな楽曲です。MVではアンガールズのお二人がダンスをされていますよね。
イントロのギターが良いですよね、きらびやかで…なんとも夏っぽい!
これぞスピッツといった爽やかなギターサウンド。
スピッツは夏が似合いますね~。
『さざなみCD』のレビューでも書きましたが、メロディーラインが素晴らしいですよね。
Aメロの語りのような滑らかなメロから、サビに向かって高揚する感じが美しいです。
コーラスも良いですよね~。﨑山さんの美声がたまりません。
ライブで聴いたのは初めてでしたが、思っていた以上に楽しい演奏でした!
翌日、日曜日も「次は群青だ…」と楽しみにしていましたが、なんと!草野さんがギターを持っていない!!
シェーカーを持って歌い出したのは…「恋のうた」!!
予想外かつ嬉しい選曲でした!
デビューから30年経った2021年に、インディーズ時代の、今のスピッツの原点ともいえるこの楽曲を披露してくれるなんて…
アルバムでいうと『名前をつけてやる』収録ですね。日曜日はプールをやらなかったので、その代わりといったところでしょうか?
ゆったりとした歌謡チックな楽曲ですね。
それを今のサウンドで演奏するというのが何とも粋でした。
土曜日とは全く違った始まり方をしたアンコール。2日とも来て良かった!
MC(メンバー紹介)
アンコール恒例のメンバー(ゆかいな仲間たち)紹介のコーナー。
【土曜まとめ】
田村氏
インディーズ時代の曲「午前10時のバカ太郎」のイントロを弾く
さて、何の話をされていましたかね…
「テツヤもたまにはこっち側に来なよ」
…といっていたのはこのタイミングでは無かった気がしています。
三輪さんには冷たくあしらわれていましたね笑
クジ氏
「豊平(とよひら)川の上流にダムがあって…」
「ダムの名前は豊平峡(ほうへいきょう)ダムって言うんだよね」
﨑山氏
「地元で、冬になると田んぼが氷を張って、そこでスケートしてた(←マイシューズ持ち)」
「高校時代、デートでスケート場行って…遊園地の」
三輪氏
「俺、スケート場に田村と一緒に新日本プロレス見に行って…」
「ハンセンが~ 猪木が~」「わかる人だけついて来てね」
「この会場(アイスアリーナ)良いところだよね」
「ラジオデイズの間奏が、一番似合ってた」
「よく”元気を貰いました”なんて言われるけど俺たちこそ100倍元気(チカラ?)貰ってるから」
草野氏
「ここにいる一人でも欠けたら… 一人ひとりに感謝したい」
【日曜まとめ】
田村氏
ここで隠れた名曲「海ねこ」のイントロ(?)を弾く
「北海道でのライブも30周年」
「当時も恋のうたとかやったんじゃないかな」
「8823のとき横のモニターに静止画が流れるじゃない?」
「俺、今日は変な顔してなかった?」
「4分割される映像の時、たまに俺居ないことあるんだよね」
「客としてスピッツを見るのが夢です」
クジ氏
「新千歳空港から札幌に向かう途中、シカがいました…というMC…」
「今日はテツヤが大分こっち(下手側)まで来ててさー」
「ホッカイディー」
1日目の田村さんの発言を受け、2日目は下手側まで来てくれた三輪さんでした。
﨑山氏
「”夏祭り”、10バンドあったんだけど、俺5バンドで叩いてたからね」
「俺”とっちー”って呼ばれてて…栃木県出身だから」
「スピッツの出番が最後だったんだけど…」
「友達に”とっちー最後のスピッツが一番似合ってたよ”って言われた」
三輪氏
「夏祭りのとき、友人から”本当にやりたいことやってるの?”って言われて…」
「やってるよ。」
草野氏
「俺の歌真似してる人に歌ってもらって俺も客席側に…」
「もう、スピッツのライブじゃなくなっちゃうけど…笑」
「またいつか、北海道に来ます。」
EN2.猫ちぐら/野生のポルカ
メンバー紹介が終わり、「もう少しだけ、お付き合いください」と草野さん。
土曜日に披露されたのは2020年リリース「猫ちぐら」。
“猫ちぐらの夕べ”でも披露されていましたが、生演奏を聴くのは当然初めてでした。
ゆったりとしたテンポに乗せた温かいサウンドが心地よい、癒しソングですね。
言葉の選び方もちょっぴりお茶目で、可愛らしいです。
映画”猫ちぐらの夕べ”の記事にも書きましたが、この曲は(も)リズム隊が良いですね。
特にベースの高音が光ります。
猫ちぐらライブに参加出来なかった人が多かったと見越しての選曲でしょうか…
なんにせよ、嬉しかったです。
一方、2日目の日曜日に演奏されたのは…「野生のポルカ」!!!
一転してハイテンションな楽曲です。
“醒めない”ツアーでは大トリでしたね。
収録アルバム『小さな生き物』の中では正直、そこまで印象深い曲ではなかったんですけど、ライブで聴いてから一気に好きになりました。
最初から最後まで、明るくてノリノリ…とにかく楽しい!!
こういったパワーポップな楽曲も良いですよね~。
日本人ってパンクが好きな人種なんだと思います。メロコアとかも含めて。
1日目と2日目でこんなに変えてくるとは…嬉しいサプライズですね!
EN3.ヤマブキ
大トリはやっぱりこの曲。
『見っけ』のエンディング曲・「ヤマブキ」。
「見っけ」ではじまり「ヤマブキ」で終わる。
“MIKKE”の名にふさわしい演出ですね。
いいですよね、この曲。
イントロの伸びやかなギターや、リズミカルなドラム。
エンディングに相応しい多幸感溢れる壮大な印象のアレンジ。
アルバムの時点でライブを念頭に入れた曲順といった感じがしていました。
特に曲の終わり方ですね。
「ジャ―――ン」という終わり方が、ライブっぽい。
そして実際にライブで聴くと気持ちいいです。
「ヤマブキ」という名前の通り、山吹色の照明がよりハッピーな世界を作り上げていましたね。
そんなわけで、2時間半のライブが終わりました。
楽しい時間をありがとう!! またお会いしましょう!!
まとめ
以上、”NEW MIKKE”北海道真駒内公演のレポートでした。
結論から言うと、やっぱりライブって楽しい!
ここ3年間スピッツの、そして他のアーティストのライブにも行くことが出来ていなかったので、久しぶりの感覚でした。
着席観賞だった”猫ちぐらの夕べ”とは違い、スタンディングが可能だったので選曲もコロナ以前のスタイルでした。
ライブの定番曲「けもの道」「8823」「俺のすべて」もやってくれましたね。
また、アルバム『見っけ』からの選曲が多く(当然ですが)、初めて生で聴く楽曲が多かったので、そういった意味でも大いに楽しむことが出来ました。
個人的には「プール」を聴けたのがかなり嬉しかったですね。
とはいえ、まだまだコロナとの闘いの日々…
「声出し禁止」の制約が、何とも言えない空気を作っていましたね。
盛り上がっているのに歓声は聞こえない…
ある意味新鮮で一生味わえないライブとなったと思います。
というか、一生味わえないのが理想ですね。
次に会ったときは、やっぱりみんなで叫んだり、騒いだり、歌ったりして盛り上がりたいです。
そんな日常が戻る日を願いつつ、今回のライブレポはシメさせていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
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