現役高校生バンド「テレビ大陸音頭」徹底解剖?! 札幌発の注目若手バンド3組【音楽語り】

2024年6月、SNSを中心に一組のバンドが話題になっています。

その名も「テレビ大陸音頭」

彼らは、北海道札幌市の現役高校生バンド。

サカナクションやピロウズなどの人気ロックバンドを輩出した、日本を代表するバンド都市・札幌には、彼らの他にも様々な注目バンドが存在しています。

今回は札幌市出身の音楽好きライターが、いま注目の若手バンドを紹介していきます。

1.テレビ大陸音頭

今回の記事を書くきっかけとなったバンド。

私をはじめ多くの方が、SNSでたまたま知り、ハマった方が多いはず。

「札幌市の高校生」という情報こそあるものの、その素性は未だに謎が多い。

札幌市の高校のうち軽音部が存在する学校はそこまで多くないので特定しようと思えばできなくもないかもしれませんが、別にあえて知る必要もないかな、と。
(でも気になる方の気持ちもわかる)

サブスクには「俺に真実を教えてくれ!!」という楽曲が1曲配信されているだけ。

しかしながらここまで大きな波を作るというのは、凄いとしか言えないですよね。

私もこちらの楽曲を聴いてみました。

なんと…

これは…クセになる

「ゆらゆら帝国」のようなガレージロック的な鋭さと、「andymori」…
はたまた「INU」のようなパンクロック的焦燥感を兼ね備えている。

わずか1分半程度の楽曲に込められた様々な感情が、どストレートに伝わってくる非常にエネルギーに溢れた1曲です。

ラストのセリフ、

「フラストレーション大爆発」

「僕の私生活は もうめちゃくちゃ」

というフレーズが得も言われぬ「パンク」精神を放っていますね…

2.LAUSBUB

札幌市新川高校出身の二人組テクノバンド。

日本テクノ界のスター・電気グルーヴ顔負けのキレのあるサウンド。

そこに乗せた浮遊感のあるボーカルには、
2000年代以降のロックテイストを感じさせる。

テクノを基調としながらも、ギターの生音がクセになる…
なんというか、しっかりと「バンド」なんですよね。

くるりやスーパーカー、サカナクションといった2000年代以降のミクスチャーロックの流れを組んでいながらも、根本はもう少し前の時代にあるような…
時空すらも縦横無尽に飛び回るかのような音楽は、あらゆる音楽ファンのハートをわしづかみ。

そもそもこういったサイケなテクノを女子高生がプレイするというのが、なんか魅力的なんだよなぁ。

結成当時のプロフィールからするとお二人とも高校を卒業していると思いますが、
昨年には「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO」に出場するなど、
更なる躍進を続けています。

3.For Sibyl

北海道の大学のサークルで結成されたパンクバンド・For Sibyl。

骨太で真っ直ぐなパンクを響かせるガールズバンドとして、自主制作音源のセレクトショップを展開する「HOLIDAY! RECORDS」(通称:ホリレコ)がXにて紹介。

たちまち話題を呼んだ期待の新星です。

最近のインディーズ界隈では「ホリレコに取り上げてもらう」ことがひとつのポイントになっている感じがあります。
ホリレコが紹介するバンドは、どれもマニアックさと大衆性を共存させた魅惑的なバンドばかりですから。

そんなFor Sibyl。

音源づくりはもちろん精力的なライブ活動も魅力のひとつです。

北海道を拠点に、様々なイベントに参加するだけでなく
道外でもライブを行うなど、その行動力もパワフル。

私も生でライブを見たことがあるのですが、若さ溢れるエネルギッシュなオーラと
激しい中に繊細さを感じるプレイングに圧倒されました。

音源ももちろん素晴らしいですが是非とも生で聴いて欲しいバンドですね。

この他にも様々な注目バンドが存在していますが、今回はここまで。

今後も札幌の音楽シーンから目が離せません!

みなさんの音楽ライフがより素敵なものになりますように

コチラの記事もあわせてどうぞ

コメント