つくりやインタビュー
これは、創作好きのまさちゅーが同じく創作好きの「つくりや」さんから、創作への愛や考えを訊き出し、創作意欲を深めていく物語…?
記念すべき第1回のお相手は、目兎龍(めとろん)様です。
もくじ
File 001 目兎龍さま
まさちゅー(以下:ま):本日インタビューさせていただくのは、主にTwitterやpixivでイラストや漫画を公開されている目兎龍(めとろん)さんです。目兎龍さん、よろしくお願いいたします(ド緊張)。
目兎龍さん(以下:目):よろしくお願いいたします(ドド緊張)。
ま:えぇっと…まずは、軽く自己紹介の方をよろしくお願いします(ド無茶ぶり)。
目:わかりました笑
改めまして、目兎龍と申します。基本的には先程仰っていただいた通り、Twitterやpixivで漫画を描いたり、イラストを描いたりしている大学院生です(2022現在)。
名前:目兎龍
活動内容:漫画、イラスト
代表作:『リンネのおぼしめし。』『明日から明日香』
ま:そうなんですよね、学年的には私のひとつ上で。
目:そうですね。
ま:歳も近いもの同士ということで、今日は気楽にお話することが出来ればと思いまーす。
目:お願いします~
①きっかけ
ま:では、早速本題に入ってまいります。
目兎龍さんといえば、『リンネのおぼしめし。』であったり『明日から明日香』であったり、いくつかオリジナルの漫画を描かれていますが…そもそも漫画を描き始めたきっかけはどういったものなんでしょうか?
目:なるほど、そうですね…
実は、子供の頃から4コマ漫画の真似事のようなことをしていて…もともと(漫画を)描くのが好きだったんですよね。
ま:なるほど
目:あとは、オリジナルで描き始めたことについては…
もともとは二次創作を描いていたんですけど、自分で色々考えてやってみたいなぁと思って描きだしたのが最初です。
ま:もともとは…というか今もですけど、二次創作というか版権モノも結構描かれていますもんね。
目:そうですね。
ま:今はすっかりオリジナルがメインで。
目:そうですね笑
②キャラデザ
ま:そんなわけで、オリジナル漫画を描かれている目兎龍さんですが、その中に登場するキャラクター…いわゆる「オリキャラ」ですね。
彼女たちのキャラデザをする上で何か意識したことはありますか?
ま:例えば…「リンネ」ではカラフルな髪色の一方、「明日香」では落ち着いた色をしている…といった違いが見て取れますが、その辺は意識されていましたか?
目:「リンネ」に関しては、もともと白黒だったので…
「色付けをする」となったときに、サピエンスちゃんは元気っ子だからオレンジで~、逆にサピエンスさんは落ち着いた色合いで~といった感じに。
目:もともとフィクション色の強い世界観なので、髪色がオレンジとかでも違和感ないかなぁ、と思い切った髪色に。
ま:ですね!
目:一方の「明日香」の方は実在する「明日香村」が舞台になっているので現実的なカラーにしているところがあります。
ま:なるほど、世界観に沿ってデザインされたということですね。
目:そうです。とはいえ「明日香」に関しては一応2作目ということもあって、キャラクターとしては思い切っちゃえといったところもあります笑 ふざけ気味な顔になったり
結局は、自分の描きたいデザインでその都度描いている感じです。
③影響を与えている作品
ま:自分の作風というか、デザイン的な部分はそうですけど…ネタ的な部分に関しても、なにか影響を受けている作品などはありますか?
目:そうですね…ピンポイントで思い当たる作品はないんですけど…
もともと『まんがタイムきらら』作品を読むのが好きで、女の子がわちゃわちゃしているような作風が好きだったので…自分の作品もそのような空気感になっていますね。
ま:そうですね。
目:元々読んでいた(きらら)作品は、わりと重ための話が多かったんですけど…
実際自分で描くとなると、そういうのを描くのはしんどいなぁ…と思って笑
なるべく明るめの作品にしようと思って描いてますね。
ま:そうですよね…4コマ漫画を描く上で、やっぱり”きらら作品”はどうしても意識してしまうところはあると思います。
目:もともと『まんがタイム』誌を中学生の時に読んだりしていて。その時から、漫画=4コマ漫画みたいなイメージが自然とついてしまっていて、基本的には(描くなら)4コマ漫画で、という風になっている気がします。
ま:ですよね。私たちの世代は中高生のときにちょうど「ごちうさ」であったり「きんモザ」であったり…いわゆる”きらら系”の日常モノが流行って。その影響が結構大きい気がしますよね。
目:ですね。
~ここからもう少し目兎龍さんのオリジナル作品を深掘っていくことに~
④楠木チカ
ま:目兎龍さんの作品には現在、メインとなるキャラクターが8人くらい存在していらっしゃると思うのですが…
目:はい
ま:その中で、主軸の2作品には登場しないキャラクターがひとり居ますよね…?(フレンドパークか)
目:チカですね笑
ま:目兎龍さんにとっての初めてのオリキャラは、漫画に登場するキャラクターではなく、今仰っていただいた「楠木チカ」さんなわけですが…
彼女が誕生した経緯について教えて頂けると幸いです。
目:なるほど…
記念すべき第1号のわりには、大した話ではなくて…笑
目:もともとは版権モノのキャラクターを動かして、いわゆる二次創作をやっていたわけなんですけど… そこの役割を自分のキャラでやりたいなぁと思って。
目:創作活動をしていて、「自分のキャラクターが欲しくなるタイミング」というのが存在するのかもしれないですけど、そのタイミングみたいなのがたまたま重なって…そのまま勢いで出来たのが「チカ」というキャラクターですね。
ま:なるほど
目:もともとは自分の“代理役”を担わせよう、みたいに考えていたので…自己紹介的な要素も入れながら作ったのが、彼女です。
ま:以前Twitterで、「”代理”的な役割をもたせる案もあった」みたいなお話をされてましたもんね!
目:ですね。名前とかデザインとかにちょっとずつ(自分の)要素を忍ばせて…といった感じで。
ま:これからも、頑張って欲しいですね…彼女には
目:そうですね…彼女は生み出したタイミングからずっと活躍の機会がない状態で…
最近は日記のような漫画で、ツッコミ役として登場しているんですけど、それもなかなか描けていないので…笑
目:頑張って描いていこうと思います!
⑤亀石舞
ま:5つ目の質問も1人のキャラクターに焦点を当ててお話を聞いていこうと思います。
ま:最初に誕生したチカが、少し影の薄い存在になりつつある一方…一番新しい、というか『明日から明日香』の途中で追加されたメインキャラクター「亀石舞」ちゃんがいらっしゃいますよね?
目:はい。
ま:私も好きなキャラクターでして…
目:ありがとうございます!
ま:言ってしまえば、最近では一番目立つ存在になりつつあると思うのですが…
彼女についても誕生した経緯なんかを教えて頂きたいです。
ま:それから…『明日から明日香』はもともと3人のキャラクターが登場する作品で、そこに舞を追加した理由みたいなものについても是非お聞きしたいです。
目:なるほど…
今、仰っていただいた通り、元々(明日から明日香)は3人の作品で、かつ「描き切り」の作品の予定だったんですけど…
そうは言っておきながら、1回きりで眠らせるのもちょっとなぁと思っていて。
目:とはいえ3人でやりたいことは、わりとやりつくしたなって部分もあったので、作品をどうやって続けていくかを考えたときに、新しいキャラクターが要ると思ったのがひとつです。
目:あとは…もともと出ていた3人は、舞台である明日香村にずっと住んでいるという設定なんですけど…その3人が明日香村について勉強している、というストーリーにちょっと違和感も感じていて。
目:だったら、明日香について知らないキャラクターが欲しいなぁと思って。3人の後輩にあたるポジションにしよう!というのが追加の理由です。
ま:そういうことだったんですね
目:彼女に関しては…「描こう」ってなったときに、(自分の)好きな要素を全部つめ込んでしまおうと思って笑
それもあって、最近では一番目立っちゃってるなぁってのはありますね笑
ま:なるほど笑
⑥お気に入り
ま:6つ目は、ちょっと難しい質問になってしまうのですが…
目:はい
ま:現在、メインのキャラクター8人に加えて、チョイ役で登場するキャラであったり…様々なオリキャラがいるわけですが…
あえて、その中でお気に入りを1人挙げるとしたら、誰になりますか??
目:なるほど~~
(熟考)
目:あえて1人ということであれば…『リンネのおぼしめし。』の「サピエンスちゃん」が一番のお気に入りかなぁというのがあります。
ま:おぉ~
目:理由は…一番最初に(オリジナルで)漫画を描き始めたときに、登場させたキャラクターで。一番つき合いが長い(一番長いのはチカですけど)というか…ともに歩んできた時間が長い、というのがひとつと
目:単純に、明るくて元気な子が好きなので、一番お気に入りかなぁという気がしますね。
ま:なるほど~!やっぱり「目兎龍さんといえばサピエンスちゃん」といった印象がありますからね
目:そうですね。描き始めてからしばらくは「看板娘」な感じだったので。
「うちの子」として誰かひとりを挙げるとしたら、やっぱりサピエンスちゃんかなぁという気もしますしね。
本来であればそこでチカを選ぶべきなんでしょうけど笑 彼女は、裏でまとめてくれるみたいなポジションで。
ま:舞をはじめ、キャラクターが増えてきましたが、その中でもサピエンスちゃんには看板として頑張っていって欲しいですね。
目:そうですね、最近「リンネ」は…というか全体的に、描けていないので笑
ま:そこに関しては私も人のことを言える立場ではないので…ね笑
お互い頑張りましょう…
~ここから目兎龍さん自身について尋ねる流れに~
⑦生物・日本史
ま:目兎龍さんが描かれている漫画『リンネのおぼしめし。』、『明日から明日香』がありますが…
「リンネ」は”学名”という「生物」的な題材を扱っていて、「明日香」の方は「歴史」というのをひとつテーマにして描かれていると思うんですけど…
目:はいはい
ま:目兎龍さん自身としては、生物と日本史であればどちらがお好きなんでしょうか?
目:あ~なるほど!
目:…興味を持ったのが早いという点で、生き物の方が好きかなぁといった気がします。
ま:なるほど
目:興味を持った、というので一番古いのが「恐竜」なんですけど…そこから「鳥類」に派生して、バードウォッチングに行ったりする流れで海の生き物が好きになって…さらに広く…
ま:いいですね!
目:子供の頃好きだったものって、一度冷めても再熱しやすいところがあるのかなって…
ま:恐竜とか…今の(新しい)図鑑とか欲しくなりますよね笑
目:本屋とか行くと、ちょっと手に取ってみたりしますね
ま:小さい頃、図鑑とか見るの好きなタイプでした?
目:そうですね。わりと本を読むといったら、本棚から図鑑を出してきて…みたいな感じでした。
ま:自分もそのタイプで、好奇心旺盛なところはそういったところから来ているのかなぁなんて気がしますね~
目:そうかもしれないですね~
ま:これからも「リンネ」を通じて、生き物愛を…
目:ですね笑
ま:目兎龍さんはそういった少しアカデミックな内容の漫画を描かれていて、自分が本当に好きな分野じゃないと描けなかったりもしますよね。
目:そうですね…描き始めてから勉強し始めることも結構あって…
ま:漫画を描いたり、読んでいく中で学べるものがあるというのは良いことだなぁと思ってます。
目:あんまり、学習漫画として描いているつもりはないんですけど笑
そういう風に役立てていただけるのはありがたいことですね!
⑧まさちゅーの作品について
ま:ここからまた少し趣向を変えて…
目:はいはい
ま:目兎龍さんは漫画を描いたり、こうクリエイターとしての面があるわけですが…
私個人としましては…なんというか、私の作品を結構読んで下さっている、いち読者としてのイメージもありまして…笑
目:そうですね笑
ま:私の作品の読者を代表して、ちょっと図々しいんですけど…お訊きします。
ま:…私の作品の中で…お気に入りのキャラクターとかって、いたりしますか…?
目:自分の中で”明るくて元気な子”というハッキリとした好みがあるので、そういう点で行くと…「さきこ」さんとか…
目:基本的には「さきこ推し」くらいの気分で読んでます笑
ま:お~笑
目:明るい子ポジションっていうのは違うのかもしれないですけど…一番頑張ってるな笑といった印象で
ま:「さきこ推し」の方が、今、地球上に誕生してしまいましたね…笑
目:笑
ま:嬉しいですね、こういったことを言っていただけて。
まぁ、私が勝手に訊いて勝手に答えさせてるだけなんですけど笑
目:いやいや…あんまり直接伝える機会もなかったので。
まさちゅーさんの作品に関しては「誰が好き」というより、「この話が好き」みたいな部分があるので、あえて誰かを選ぶみたいな必要もないかなぁと思っていました。
ま:ありがとうございます、本当に。
これからは、目兎龍さんのためにも、さきこ…たくさん描いていきます!
⑨傑作
ま:私の作品の話はこれくらいに留めておいて…
目:笑
ま:9つ目の質問です。
これまで、ありとあらゆるイラスト・漫画を描いてきたと思うのですが…
ま:その中で、最高傑作…というか、これはよくできたぞ!とか、個人的に好き!みたいな作品を教えて頂きたいです。何枚でもいいので
目:そうですね~
(選定中)
目:イラストだと、これですかね?
目:最近描いた、というのもあるんですけど…自分の作品の空気感が一番伝わりやすいかなぁ、と。
ま:いいですね!私も最近だとこれがお気に入りかもしれません。
目:漫画の方は、コレを…
目:自己紹介的な意味もありますが、なにか作品の紹介になるようなものを描きたいと思って描いたのがコチラですね。
ま:これ…もう1年以上前なんですね…
目:普段描いているのとはまたちょっと、空気感が違うんですけど。
ま:そうですね、ちょっとよそ行きな感じというか笑
目:ちょっと気取ってますね笑
他人様に紹介するには…といったところでしょうか。
⑩さいごに
ま:最後に…
これからの創作活動への意気込みの方を、どうぞ!(無茶ぶり)
目:はい。
目:…とりあえずは、頑張って描いていた時期のペースに戻したいとは思っているんですけど、その前に、自分が描きたいなぁと思うものを描いていきたいなぁと思います。
目:昔から絵を描くのが好きでやってきたことなので、気負わずにこれからも続けていければと思ってます。
ま:その通りですね。楽しむことが一番です。
目:自分の人生を彩るひとつの趣味として、これからもやっていければと思います!
ま:漫画を描き始めた時期も近いですし、お互いに頑張る…というか、楽しんでいければいいですよね。
目:そうですね!
Outro
ま:…こんな感じで、第1回つくりやインタビューは終わりたいと思います。
目兎龍さん、ありがとうございました!
目:こちらこそありがとうございました。
~Fin~
当初20分の予定で始まったインタビューでしたが、なんと1時間近くお話しいただいてしまいました…
長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
お蔭様で、目兎龍さんの創作活動についてたくさんお聞きすることが出来ました。
これからの創作活動がより楽しいものになりますように!